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知らないと損する!基礎部分を塗装する理由と失敗しないためのコツ

外壁塗装を検討されている方の中には、「住宅の基礎部分も塗装すべきか?」と疑問を持ったり、「少しでも節約したいので、基礎塗装はやめておこう」と考える方もいらっしゃるかもしれません。
住宅基礎は、普段はあまり目立たない箇所ですが、実は家全体の美観や耐久性に大きく関わる重要な部分です。
本記事では、基礎塗装の必要性やメリット・デメリット、注意点や失敗例までを丁寧に解説いたします。
外壁塗装を計画されているなら、ぜひ参考にされてください。

目次

住宅の基礎部分とは?見た目以上に大切な家の“土台”

住宅における「基礎」とは、建物の最下部で地面と接しているコンクリート製の部分を指し、住まい全体を支える“土台”の役割を担っています。

基礎部分の役割と構造

日常生活の中ではあまり意識されにくい部分ですが、住宅の基礎は、建物の重さをしっかりと地面に伝え、揺れや沈下から家を守ってくれる大黒柱のような存在です。
一般的に鉄筋コンクリートでできており、「布基礎」や「ベタ基礎」などの種類があります。

基礎がしっかりしていないと、家が傾いたり、壁にヒビが入る原因になることも。
見た目は地味でも、住まいの安全性を根本から支える重要な部分なのです。

住宅基礎の劣化によるリスク

基礎部分が劣化すると、ひび割れや水の染み込みが起こりやすくなります。
とくに雨水が浸み込むと、コンクリート内部の鉄筋が錆びてしまい、強度が落ちてしまうことも。
さらに冬場に水分が凍ると、凍害といって表面がボロボロになることもあるんです。

これらは一見小さな問題に見えますが、放っておくと大きな修繕費がかかることもあるので、早めの対策がカギになります。

外壁塗装における基礎部分の塗装は必要か?判断のポイント

外壁塗装を考えるとき、多くの人が「壁と屋根は塗るけど、基礎まで塗るべきなの?」と迷います。
塗るべきか、塗らなくてもいいのか…実はその判断にはいくつかの基準があります。

基礎塗装が必要とされる理由

基礎塗装には、美観を整えるだけでなく、防水性を高めたり、劣化を防ぐという大きなメリットがあります。
特に雨風にさらされる部分や、地面に近いことで湿気がたまりやすい場所では、塗膜による保護が大切です。

また、外壁と色をそろえることで、家全体の印象も引き締まり、見た目にも満足感が得られます。
基礎を塗ることで、小さな劣化のサインにも気付きやすくなり、早めのメンテナンスにつながることもあります。

基礎塗装が不要な場合のケース

ただし、すべての家に必ずしも基礎塗装が必要というわけではありません。
たとえば、通気性を重視した設計の家や、すでに防水性の高い処理がされている場合、あえて塗ることでかえって湿気がこもる可能性もあります。
また、ひび割れなどの補修が十分でないまま塗装すると、内部のダメージを見逃してしまうことも。
迷ったときは専門業者に相談し、家の状態に合った対策を選ぶことが大切です。

基礎塗装のメリット・デメリットとは?やる前に知っておきたいこと

「やったほうがいいのは分かるけれど、本当に必要?」と迷う方のために、基礎塗装の“良い点”と“気をつけるべき点”を両方ご紹介します。

基礎塗装のメリット:見た目・防水・劣化防止

基礎塗装の主なメリットは、住宅全体の外観を美しく整える点にあります。
コンクリート部分に発生しがちな汚れや色むらを塗装によってカバーすることで、建物全体が引き締まった印象となり、資産価値の維持にもつながります。
防水性に優れた塗料を使用することで、基礎部分への雨水や湿気の侵入を防ぎ、内部構造の腐食やカビの発生リスクを抑える効果が期待できます。

また、塗膜が目視のしやすさを高めるため、微細なひび割れなどの劣化サインにも早期に気付きやすくなります。
これにより、問題の拡大を未然に防ぎ、結果として住宅の寿命延長や維持管理コストの抑制にも寄与します。

デメリット:通気性低下・メンテナンス頻度の増加

一方で、基礎塗装には注意すべき点も存在します。
とくに通気性が低い塗料を使用した場合、内部に湿気がこもりやすくなり、基礎構造に悪影響を与えるおそれがあります。
これは、床下換気や通気性を重視した住宅設計との相性に影響を及ぼすこともあるため、施工前の適切な判断が不可欠です。

また、基礎部分は外部環境に常にさらされるため、塗膜の劣化も早く、5〜10年ごとの定期的な塗り直しが推奨されます。
再塗装には一定の費用と手間がかかるため、施工時にはメンテナンスを含めた長期的な視点で計画を立てることも重要なポイントです。

見た目の美しさだけでなく、通気性や維持費用とのバランスも考慮しながら、メリット・デメリットを総合的に判断しましょう。

基礎を塗装する際の注意点

間違った塗料選びや施工法は、逆に家を傷めてしまうことも…。
「基礎も一緒に塗ってください」と業者にお願いする前に、少し立ち止まって確認したいポイントがあります。

通気性のある塗料を選ぼう

基礎部分は地面に近いため湿気がたまりやすく、塗料選びには特に注意が必要です。
防水性ばかりを重視してしまうと、逆に湿気がこもり、塗膜が剥がれたりカビが発生したりする原因になります。
そこで大切なのが「通気性のある塗料」を選ぶこと。

たとえば「基礎専用塗料」や「透湿性塗料」などは、湿気を逃がしつつ、外からの水は防いでくれる優れものです。
見た目だけでなく、機能面にも目を向けて選びましょう。

下地処理と施工の重要ポイント

どんなに良い塗料を使っても、下地処理が不十分だと意味がありません。
基礎部分には泥やカビ、細かいひび割れがあることが多いため、しっかりと洗浄・補修してから塗装に入ることが重要です。

また、気温や湿度などの環境条件によっても塗料の密着度が変わるため、タイミングや天候を見極めることも大切です。
プロに任せる場合でも、「下地処理はどこまでやってくれますか?」と一言聞いてみるのがおすすめです。

専門業者を選ぶ際のチェックリスト

基礎塗装は専門的な知識と技術が求められるため、業者選びもとても大切です。
以下のようなポイントを基準にして、信頼できる業者かどうかを見極めましょう。

チェック項目内容の詳細確認ポイント
基礎専用塗料の使用通気性・防水性に配慮した基礎専用塗料を使っているか使用塗料の商品名や特性を説明してくれるか
施工実績・事例写真基礎塗装の経験が豊富で、具体的な施工事例を見せられるかビフォーアフターの写真や、施工年数の説明があるか
下地処理・施工工程の説明洗浄やひび割れ補修など、事前工程について丁寧な説明があるか工程の流れを事前に説明し、不明点に答えてくれるか
保証内容とアフターサービス万が一のトラブル時に対応してくれる保証制度があるか保証期間、保証対象、対応方法が契約書等に明記されているか
見積もり・比較提案の有無他社と比較するためにも複数見積もりを取得提案内容が具体的か、費用の内訳が明確か

よくある失敗例と対策|後悔しないために知っておきたい落とし穴

基礎塗装は一見シンプルに見えますが、ちょっとした見落としが大きなトラブルを招くことも。

剥がれ・膨れの原因と予防策

基礎塗装でよくあるトラブルの一つが、施工から数年で起こる「塗膜の剥がれ」や「膨れ」です。
その原因の多くは、下地の汚れをしっかり落とさなかったり、湿った状態で塗ってしまったことにあります。

また、通気性のない塗料を使った場合、内部にこもった湿気で塗膜が押し上げられてしまうことも。
対策としては、施工前に高圧洗浄や下地補修を丁寧に行うこと、そして信頼できる塗料と業者を選ぶことが大切なポイントです。

塗装しなかったことで起きる問題例

逆に、基礎塗装を「今回はやらなくてもいいかな」と後回しにしたことで後悔するケースもあります。
たとえば、長年の雨風によってコンクリートが黒ずんだり、白い粉が吹き出す“白華現象(エフロレッセンス)”が発生したり。
これにより、家全体の見た目が古びてしまうことがあります。

また、小さなヒビが進行してしまうと、住宅がダメージを受けてしまい、修繕費も大きく膨らみやすくなります。
将来のメンテナンスコストを抑えるためにも、予防的に塗装を検討する価値は十分にあると言えるでしょう。

まとめ:基礎塗装で家の耐久性を高めよう

住宅の基礎部分は、日常生活ではあまり注目されることのない場所ですが、住まい全体の安全性や美観に大きく関わる重要な構造です。適切なタイミングで塗装による保護を施すことで、劣化を防ぎ、家の寿命を大きく延ばすことが可能です。
大切な住まいを長く安心して保つために、この機会にぜひ基礎部分のチェックと専門業者へのご相談をご検討ください。

もし、福岡近郊で外壁塗装をご検討中なら、私達辻塗装までご相談ください。
辻塗装は、福岡県知事の許可を受けている、信頼性の高い塗装専門店です。
40年間培ってきた知識と経験で、通常の住宅の塗装はもちろん、基礎塗装にも対応できます。
完全自社施工の高品質な外壁塗装をご提供いたしますので、まずはお気軽にお問い合わせください。


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