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塗装職人のブログ

屋根 タスペーサー工法 縁切り作業の重要性

2019年2月10日

今日はカラ―ベスト・コロニアル屋根の縁切り部材のタスペーサーについて紹介します。

コロニアル屋根の塗替え時に、瓦の重なり部分を塗料で 覆ってしまうと、
台風や梅雨のような大雨のあとに漏水が発生したり、 屋根材の表面塗膜に膨れがあった場合、
膨れた部分をカットすると、 大量の水が屋根裏から流出される事があります。

これは、塗料の性質上、 屋根材と屋根材との重なり部分に塗料が溜まるためです。

「従来の縁切り工法」、この屋根材の重なり部分で、
塗料の詰まった切片の部分を 刷毛などで塗料をこそぎ取ったり、
乾燥後に皮スキなどで余分な塗料を除去する方法では不十分なため、
瓦の重なりに部材を差込み強制的に2.0~3.0ミリの隙間を 確保させる
「タスペーサー取付工法」をお勧めします。

タスペーサーは、屋根塗装(塗替え)時の縁切り作業をより適切に行なえる部材です。
従来の工法での作業時間も大幅に短縮することもでき、塗装面も傷まないので安心です。
何よりも、屋根の塗替えを行う時は、セイムのタスペーサーを使えば、
適切な作業で長期的に下地への通気性を確保できます。

コロニアル屋根 縁切り部材 タスペーサー工法 取付け状況

コロニアル屋根 縁切り部材 タスペーサー工法 取付け状況

コロニアル屋根 縁切り部材 タスペーサー工法 取付け 完了

コロニアル屋根 縁切り部材 タスペーサー工法 取付け 完了

「塗装した後のタスペーサーはどうするのか?」というご質問を受けることがよくありますが、
タスペーサーは塗装後、設置したままにします。
タスペーサーは本体に滑り止めが付いており、また塗装することで塗料が接着剤の役割りもします。
材質はポリカーボネートですので強度的にも問題はありません。

個人的な感想と意見を述べさせていただきますが、タスペーサーは便利な部材です。
作業効率も含めてですが、塗装した面を縁切工法する場合も話ですが、
屋根の部材を浮かす作業時に仕上げた塗装面を傷つけたりします。
仕上がった面に上らないといけないので、多少汚れたりもしてしまいます。
タスペーサーを使用することで、こういった難点は簡単に解消するとともに、
施工不良にならないための最善の工法として、タスペーサー工法で施工してます。

 

インターネットが普及して屋根塗装に関しても以前よりは情報が知れ渡るようになりました。
縁切りやタスペーサーのことをインターネットで知り、屋根塗装の見積書を見て
「タスペーサーの項目がないけど大丈夫なのか?」そういう疑問をお持ちになる方も多いようです。

タスペーサーによる縁切りは必要な工程です。
ただしすべてにおいて必要かと言えばそうでもありません!

実は必要じゃない場合があるのです!!!

屋根に4mm以上の隙間がある場合

この場合は縁切りによるタスペーサーが必要ありません。
隙間が広いためタスペーサー自体を挿入しても固定されず落ちてきます。
また同じ1軒の家においてすべての屋根にタスペーサーが必要かと言えばそうでもありません。
例えば紫外線の当たる方角の屋根は反ってくるので自然と隙間が空き、タスペーサーは不要だけど、
他の方角の屋根は隙間がないのでタスペーサーが必要だという場合もあります。

タスペーサーを挿入する必要のない場合も存在するので
タスペーサーが見積もりの項目にない=信頼できない業者ではない

これはタスペーサーに限った話ではなく一つ一つの項目に対してなぜそれが必要なのかを
きちんと説明してくれる業者が信頼できることの第一条件ではないかと思います。

鉄部塗装 研磨除去できない箇所の防錆処理について

2019年2月8日

今日は鉄部の錆について少しばかり詳しく説明させて頂きます。

そもそも錆というのは・・・
↓↓↓↓↓
空気や湿気などの作用で金属表面に生じる、酸化物や炭酸塩などの皮膜。
鉄の赤サビ・黒サビ ・ 銅の緑青(ろくしょう) ・ 亜鉛メッキ等白サビなど

鉄部の錆が発生している箇所に対して、いきなり錆止め塗料を塗装してもダメなんです。
知らない施工業者もいますが、正しく作業しようとしない施工店もありますので紹介いたします。

研磨作業で除去作業を施工しようとしても、歪な形状のものや、薄い板金など
電動工具で落とせない箇所だったり、穴が開いてしまう状況なども多くあります。
戸建て住宅の塗装の場合も良くありますが、錆が飛散させられない状況など
なかなか錆を落とす作業などが困難な状況の場合につきましては、
優れた防食下地処理施工があります。

錆除去の厳しい状況

錆除去の厳しい状況

 

日本ペイントさんの【ハイポンサビスタファイン】という材料です。
弱溶剤錆面素地調整補助材という材料になります。
こういった見えないひと手間を加えることで防食性能がグンと上がります。

ハイポンサビスタファインとは
錆の残存箇所にタッチアップ補修塗装するだけでイオントラップ剤の効果により
残存錆からの影響を軽減し防錆性を向上します。
変性エポキシ樹脂塗料との組み合わせで3種ケレンの素地調整でも優れた防食性があります。
錆び面にしっかり浸透して固着するので、優れた付着性もある防食補助材料です。

日本ペイントさん ハイポンサビスタファイン

日本ペイントさん ハイポンサビスタファイン


※あくまで錆止め塗装を施工する前の作業ですので、錆止め塗装は必ず必要です。

塗装工事には表面上の上塗り材料や下塗り材料などの他にも、こういった知識が重要になります。
なんとなくで受注して施工している業者ではなく、一つ一つ正しい作業を理解していないと、
ただ施工するだけ、塗り替えるだけでは、本物の改修工事はできないと思っております。
しっかり内容を会社全体で把握して、実践していくことで、良い工事ができると信じてます。
見積り内容すらあまり理解していない施工店が多く存在するのも現実です。
塗装工事は 安ければ良い・高ければ良い という事は絶対にありません。
どんな作業をするのか、明確な答えを持っている施工店を選ぶと良い工事ができると思います。

今回は錆面素地調整補助材のハイポンサビスタファインについての記事になります。

また色々と役に立つ情報を発信していきたいと思いますので、宜しくお願い致します。

第2弾! 職人写真 太宰府市 住宅塗装 休憩中にて 辻塗装店

2019年2月7日

本日もお疲れ様です。

今日は永元直記君を紹介させて頂きます。
第2弾というよりは、二人目という感じなんですが...(笑)

写真を撮影してくれた方は松崎さんです。

少し控えめな性格の永元直記ですが、とても真面目で一生懸命な職人です。

誰も見ていない所でも黙々と一生懸命に作業をする職人です。
人懐っこい性格で、笑うことも多い直記君ですが、少し恥ずかしがり屋な所もあります。

慣れてくると明るく笑ってしゃべるところに可愛らしさもあります。
かれこれ10年以上に渡って辻塗装店を引っ張ってくれている直記さんには感謝しかありません。

これからはお互いに向上心を持ち続けて、もっともっと高いところを目指し続けていきたいと思います。
辻塗装店の職人は本当に真面目な職人しかいません(笑)
いつも助けられていますので、必ず一緒に福岡で一番と言われるぐらいの塗装店に成るよう努力します。

これからが本当に楽しみで、毎日毎日ワクワクしながら勉強している最中です。
また明日も懸命に前を向いて進んでいきたいなと思っております。   by辻良太

ちなみに直記は私のいとこです(゜-゜)

辻塗装店 職人 直記さん

辻塗装店 職人 直記さん

職人写真 太宰府市 住宅塗装 休憩中にて 辻塗装店

2019年2月4日

辻塗装店の職人の写真をたまーに紹介しようかなと思っております。

こちらは とても真面目で落ち着いた 向さん です。

休憩中に撮らせて頂いた一枚になります。(笑)

本当に休憩邪魔して申し訳ないです。笑って答えて頂いてありがたいです。

いつも一生懸命働いてくれている向さんでした。

辻塗装店 塗装職人 向さん(ムカイ)

辻塗装店 塗装職人 向さん(ムカイ)

他の職人さんも時々紹介していこうと思いまーす(笑)

フッ素を超えるパーフェクトシリーズ究極の無機系塗料 耐候年数について パーフェクトセラミックトップG

パーフェクトセラミックトップGの耐久年数などについて目安程度になりますが紹介させて頂きます。

日本ペイントさんのパーフェクトトップセラミックトップGの促進耐候性試験(キセノンランプ)のグラフです。

パーフェクトセラミックトップG 促進耐候性試験 折れ線グラフ

パーフェクトセラミックトップG 促進耐候性試験

パーフェクトセラミックトップGの光沢保持率は3000時間経過しても95%以上か!!!
改めてとんでもない材料だと再認識させられます(笑)

促進耐候性試験とは
自然環境に起因する劣化への耐性を短時間に評価するために、
太陽光に近似した人工光源の照射を行い、断続した水の噴射を行う試験です。
太陽光・温度・湿度・降雨などの屋内外の条件を人工的に再現し、劣化を促進させ、
いち早く製品・材料の劣化状況・耐性の確認をすることを目的としています。

光沢保持率が80%以上の状態が耐用年数の条件となってます。

期待耐用年数の目安
内陸部300時間1年相当 塩害部や紫外線が良く当たる所については450時間1年相当 ※あくまでも目安になります。

パーフェクトセラミックトップGの光沢保持率は3000時間(10年相当)でも95%程度の状態を保持!!!

フッ素樹脂塗料でも内陸部では15年程度の期待耐用年数がありますので、
パーフェクトセラミックトップGは20年程度は期待耐用年数がありそうです。(笑)

色々な条件などもあると思いますが、間違いなくランニングコストに優れた強力な材料です。

気になる方は、ぜひお気軽にご相談ください。
必ず丁寧に分かり易く説明いたします。