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外壁塗装の耐用年数は何年?長持ちさせる秘訣も合わせて解説

外壁塗装を考えているけど、耐用年数が気になっている方は多いかと思います。

正直、外壁塗装は、いつまでも持つものではありません。

どんなに腕のいい職人さんが最高級の塗料を使用したとしても、年月と共に必ず劣化していきます。

だからこそ、10年に一度程度の周期で、外壁塗装工事が必要になるのです。

耐用年数を過ぎ、機能がなくなってしまった外壁塗装では、家を雨や風から守ることはできません。

そうなると、家自体にダメージが蓄積し、最悪の場合建て替えなければならなくなる可能性まであります。

適切なタイミングで外壁塗装工事を行い、定期的にメンテナンスを実施するためには、外壁塗装の耐用年数を知っておく必要があります。

さらに、外壁塗装の大まかな耐用年数を知っておかないと、悪徳な業者に騙され、必要のない工事をしてしまうおそれもあります。

外壁にあるちょっとした汚れや塗装の傷で恐怖をあおり、必要のない塗装工事を売りつける悪徳業者も、少なくないですからね。

そこでここでは、あなたの家を守るために外壁塗装の耐用年数について紹介していこうと思います。

ぜひ参考にして、適切な外壁塗装のメンテナンスを実施するようにしてください。

目次

国税庁が発表する建物の耐用年数にも外壁塗装の寿命は影響する

国税庁が発表する建物の耐用年数にも外壁塗装の寿命は影響する

国税庁では、建築材ごとの建物の耐用年数というものを発表しています。

たとえば、木造のサイディング張で22年、軽量鉄骨造で27年、鉄骨鉄筋コンクリート造で47年といった具合です。

ちなみに、耐用年数が過ぎたからと言って、住めなくなるというわけではありません。

その点は安心してくださいね。

この耐用年数ですが、実は放っておいても実現できるというものではありません。

外壁塗装を良い状態に保つなど、メンテナンスをすることで実現できる年数なのです。

外壁塗装をはじめとしたメンテナンスをおこたると、国税庁が発表する耐用年数より早く建物がダメになります。

できるだけ長く家を使い続けるためには、塗料の耐用年数に応じた外壁塗装のメンテナンスが重要ということですね。

お得に外壁塗装を実施するには?

外壁塗装の耐用年数に、最も影響を及ぼすのは塗料の種類です。

最近では高機能な塗料が色々と開発されており、お金をかければかなり外壁塗装を長持ちさせることもできます。

逆に安い塗料を選べば、塗装費用を安く済ませることもできますね。

外壁塗装の塗料については、こちらの記事で詳しく解説しています。
外壁塗装に使う塗料はどれがいい?種類別の耐用年数の差を一挙に解説

ただし、外壁塗装をお得に実施するには、塗料のコストだけでは考えることができません。

なぜなら、塗装工事には様々な費用が含まれているからです。

単純に塗料の値段だけで判断すると、塗装の回数が増えて、結局無駄なお金がかかることになりかねません。

むしろ、外壁塗装の費用はほとんどが足場代と人件費です。

そのため、塗装の回数が増えれば増えるほど、塗料以外の部分にコストがかかってしまうことになります。

つまり、お得に外壁塗装を実施するには、塗り替えの回数を減らすことがポイントとなるということです。

そのためには、ある程度耐用年数の長い塗料が必要となります。

塗料の費用が多少高くなっても、数十年単位で考え、塗装回数を1回減らす方が維持費用としては安くなります。

長い目で見て塗料を選択することも、お得に外壁塗装を実施するためには必要なのです。

外壁塗装の耐用年数はあくまで目安

塗料にはメーカーが発表する耐用年数が記されていますが、その耐用年数が必ず実現できるとは限りません。

実は、公表されている耐用年数は、あくまで目安程度にしかならないのです。

だからといって、メーカーがあなたを騙そうとしているわけではないのでその点は誤解しないでください。

メーカーが公表する耐用年数が、目安にしかならないのには理由があるのです。

ここからは、その理由を紹介していきます。

理由1:外壁塗装の耐用年数は環境に左右される

外壁塗装の耐用年数は、立地条件や気象条件により大きく異なります。

日当たりがいいならその分紫外線の影響が大きくなりますし、湿気が溜まりやすいならカビやコケが生えやすく腐食が進む原因となります。

このように、立地により塗装が受ける影響は様々なので、一様に「耐用年数が何年」とはいえないのです。

ある程度正確な耐用年数を把握するには、メーカーの公表値だけでなく施行する塗装業者の意見も聞いてみるといいでしょう。

地域で活躍する優良な塗装業者なら、その土地の気候や特性を考慮して耐用年数を教えてくれると思います。

理由2:何年もかけて試験できない

塗料の耐用年数を調べるには、実際に外壁に塗装して一般的な環境にさらすのが一番です。

ただ、この方法だと結果が出るのに10年以上もかかってしまいます。

とてもじゃないですけど、試験方法として現実的ではありません。

そこで、塗料メーカーでは「促進耐候性試験機」という機械で、塗装の耐用年数を試験しています。

この装置では、擬似的に紫外線や風雨を再現することができます。

この機械があれば、時間をそれほどかけずに塗装の耐久力が試験できるというわけです。

ただし、実際の自然環境下でテストしたものではないので、現実と異なる結果が出ることもあります。

試験室内では再現できないことも、自然環境では起こり得ますからね。

だからこそ、塗料の耐用年数は目安程度に考えなければならないのです。

外壁塗装を長持ちさせるポイント

外壁塗装工事は安い買い物ではないため、できるだけ長く持ってもらいたいものです。

そこでここからは、外壁塗装を長持ちさせるために、できることをいくつか紹介していきたいと思います。

家の周辺の環境にも配慮する

家が立っている場所の環境や、地域性によっても外壁塗装の耐用年数は変化します。

たとえば、海の近くの家なら潮風のダメージが大きく、耐用年数は短くなるでしょう。

湿気の多い地域であれば、それだけカビやコケが生えるリスクも大きくなります。

このように、立地が外壁塗装の耐用年数を短くする要素はいくらでも考えられるのです。

そして、家がある土地の環境が分かっていれば、それに合わせた塗装を選択することで耐用年数を延ばすことができます。

塩害に強い塗装なども、販売されていますからね。

さらに、自分でも工夫することはできます。

湿気が多いなら、家の周りに物を置かず、風通しを良くするだけでも耐用年数はかなり延びたりするのです。

カビやコケはこまめに掃除する

カビやコケは、外壁塗装の天敵である湿気を壁に保持してしまいます。

しかも、放っておけばどんどん広がるので、外壁塗装の寿命を急激に短くしてしまうのです。

だからこそ、カビやコケはなるべく早く除去する必要があります。

方法としては、スポンジなどを使い軽く水洗いする程度で大丈夫です。

腕のいい塗装業者に依頼する

外壁塗装の耐用年数は、塗料の種類だけが影響するわけではありません。

どんなに耐用年数の長い塗料を使用したとしても、業者の腕が悪ければ外壁塗装が力を発揮できないのです。

たとえば、「下塗り」「中塗り」「上塗り」の密着度が悪いと、どんなに優れた塗料でもすぐに剥がれてしまいます。

経験が浅く腕が悪いならまだしも、塗料を薄めたり作業が雑だったりと、悪質な業者も数多く存在します。

値段だけで業者を判断していたら、悪質な業者に引っ掛かるおそれもあるので注意してください。

高ければいいというものではありませんが、適正価格を下回る提案をする業者や、ありえない耐用年数を提示する業者には注意が必要です。

耐用年数まで考慮して最適なプランを提案する業者を選びましょう

外壁塗装工事は、1度やれば終わりではありません。

10年に一度程度のスパンで、定期的に実施していかなければならないものなのです。

だからこそ、信頼のできる業者選びがとても重要になってきます。

地元で信頼されている優良な業者なら、耐用年数まで考慮した提案をしてくれるでしょう。

福岡市で36年という豊富な経験のある辻塗装なら、福岡市の気候や環境を判断した上で最適な耐用年数の塗料を提案できます。

長い目で見て最適なプランを立てますので、いつでも気軽に相談してくださいね。


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