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外壁塗装にオススメのラジカル塗料・日本ペイントのパーフェクトトップとは?

塗装に使う塗料の種類による耐用年数や機能の違い

大切なマイホームの壁にひび割れや色落ちなどが目立つようになってきたら、塗装の塗り替えを考え始める頃と思います。
外壁が劣化すると見栄えも悪くなるし、ほっておけば家も傷んでしまいます。
「外壁をなんとかしないと…」と思っても、費用はどれくらいかかるのか?どんな塗料を使用すれば良いのか?などと悩んでしまうことばかりです。

また、塗料の種類も非常に多いため、何を選んでいいのか悩んでしまいますよね。
そこで今回は、ここ数年で注目が集まっている外壁塗装塗料「日本ペイントのパーフェクトトップ・ラジカル塗料」についてご紹介していきたいと思います。

目次

日本ペイントとは?

日本ペイントは、日本でも有数の塗料メーカーです。
日本の3大塗料メーカーといえば、「日本ペイント」・「関西ペイント」・「エスケー化研」の名前があげられます。
その中でもの日本ペイントは、ラジカル塗料の生みの親ともいえ、最初にラジカル塗料を売り出した塗料メーカーです。

会社の起こりは、洋式塗料を国産化し1881年には前身となる光明社として創業開始しました。
現在の社名となったのは1927年のことで、今では「日ペ」の愛称で親しまれ、海外にも進出して名が通るほどのメーカーとなっています。
主に建築用塗料を製造、他にも自動車塗料、道路の白線など幅広く手がけています。

日本国内でも、それぞれの地域で気候は違います。
地域の特徴に合わせた機能を持つ塗料を研究し続け、今では「日本ペイントの塗料なら間違いなし!」と言われるほどです。
日本ペイントの強みはなんといっても、信頼感と言えるでしょう。

日本ペイントを代表する塗料には、2012年に発売開始された、ラジカル塗料「パーフェクトトップ」があります。

塗料の種類

外壁塗装でよく使われる塗料には、主に4つの種類があげられています。

  • アクリル塗料
  • ウレタン塗料
  • シリコン塗料
  • フッ素塗料

なかでも外壁に使用される塗料として、主流となっているのがシリコン塗料です。
何を選べば良いか迷ったときには、価格や性能などを配慮して、スタンダードなシリコン塗料を選んでおくところが多いようです。

シリコン塗料にも1液型・2液型、水性・油性などと種類があり、価格や性能は使用する箇所により変わってきます。
信頼できる施工業者を選び、相談しながら選ぶことをおすすめします。

塗料種類 価格 耐用年数 特徴
アクリル塗料 1,500円/㎡ 5~7年 ・現在あまり使用されない。
・耐光性を改善したパーフェクトトップやピュアアクリルの新製品が生まれています。
ウレタン塗料 2,000円/㎡ 8~10年 ・防水機能が抜群、やわらかい、弾性
・ひび割れに強い。
・木・塩ビ製素材・ベランダ・屋上などに向いている。
・DIYで使いやすい
シリコン塗料 2,300~3,000円/㎡ 10~15年 ・一般的によく使用されている塗料。
・遮熱機能付きや、汚れにくい機能付きのものあり。
・価格、使いやすさ、性能共にバランス良い。
・カラーバリエーションが豊富。
フッ素塗料 4,000円/㎡ 12~15年 ・汚れを弾く非粘着性と、汚れが滑り落ちる非摩擦性に優れている。
・価格は高価になる。

上記のように、塗料ごとに特徴にも違いがあります。
注目したいのはこの4つの塗料に加えて、2012年に日本ペイントから発売開始された、新しい塗料となる「ラジカル塗料」です。
こちらについては、以下で詳しくご紹介していきたいと思います。

ラジカル塗料とは?

「ラジカル」と言われても、初めて聞く名前なので「何のことだかさっぱり分からない」といった方も多くいらっしゃることでしょう。

「ラジカル」とは、塗膜を劣化させてしまう原因となるものです。
外壁に塗った顔料からは、長年にわたって酸素や紫外線、雨などに触れると劣化因子が発生します。
これを「ラジカル」と呼んでいます。

この「ラジカル」を抑える「ラジカル制御」性能が含まれた塗料こそ、「ラジカル塗料」です。
今までの塗料にはなかった高性能の塗料といえます。

ラジカル塗料の特徴

高性能ではありますがベースとなる塗料は、アクリル樹脂系塗料もしくはシリコン樹脂系塗料です。

ラジカル塗料=
ベース塗料➕高耐候酸化チタン(ラジカル発生成分の酸化チタンを制御)
        ➕光安定剤(ラジカルの発散を抑制)

ベースとなる塗料がスタンダードなため、価格も抑えられ、しかも劣化しにくい特徴があります。
とにかくコストパフォーマンスが良いとして、注目されている塗料です。

メリット

ラジカル塗料のメリットとしては、以下のようなことが挙げられます。

  • 価格が安い
  • ラジカルを防ぐ高耐久
  • 汚れが付着しにくい
  • チョーキングが起きにくい
  • 外壁の素材を選ばず何にでも使用可能
  • よくのび、飛散しにくいため作業がしやすい
  • 耐用年数が14~16年と長い

デメリット

ラジカル塗料のデメリットとしては、以下のようなことが挙げられます。

  • まだまだ知名度は低い
  • 扱える業者が少ない
  • 選べるカラーが少ない(濃い色がない)

価格について

コストパフォーマンスは大変よく、耐久性も他の塗料に比べてかなり高いです。
しかも、価格はシリコン塗料とフッ素塗料の間でそれほど高くありません。
平均して2,500~3,000円/㎡ほどです。

ほとんど全ての面においてメリットが多いため、今後は今までに変わる塗料となることが予想されています。
ラジカル塗料はまだまだ知名度は低いですが、注目度はかなり高くなってきている見逃せない塗料です。

日本ペイントの「パーフェクトトップ」

2012年に、日本ペイントから最初のラジカル塗料「パーフェクトトップ」が発売されて以来、現在では4社からラジカル塗料が誕生しています。
今後他社からも発売される可能性がありますが、今のところ日本の3大塗料メーカーが9割りを占めているのが現状です。

その中でもパーフェクトトップは、一番有名といっても過言ではありません。
最初のラジカル塗料でもあり、正式には「1液水性ラジカルハイブリッド高耐候性塗料」といいます。

ポリマーハイブリッド効果に優れ、塗りやすい利点と、雨垂れを防ぐ性能をもつ塗料です。
パーフェクトトップは、アクリル樹脂をベースとした水性上塗り用塗料に分類され、利点もかなり多いのでとても評価が高いです。

パーフェクトトップには、以下のようなメリットがあります。

  • 紫外線に非常に強い
  • 結露や雨シミにも強い
  • 水性のため、塗料独特の刺激臭がなく安全
  • 耐用年数が長いので、コスト的にも助かります。
  • ラジカル塗料は白か淡い色を選ぶと効果大

日本ペイントのパーフェクトトップは、外壁塗装において非常にメリットが大きな塗料となります。
「ラジカル塗料も候補にあげても良いかな」と感じていただけたのではないでしょうか?

他にもパーフェクトトップシリーズとして、以下のようなラインナップがあります。

  • 溶剤系「ファインパーフェクトトップ」
  • 下塗り用「パーフェクトトップ」
  • 屋根用「パーフェクトベスト」
  • バラの香りがする「パーフェクトトップローズ」

日本ペイントのパーフェクトトップの他にも、新しく登場した他社のラジカル塗料の特徴もご紹介しておきます。

◾エスケーププレミアムNAD シリコン(エスケー化研)

エスケー化研からは、ベースにシリコン系樹脂を使用したラジカル塗料が2016年より発売されました。
弾性機能をもち、「弾性プレミアムシリコン」名前で、主に戸建住宅やマンションで使用されています。
美しいツヤとのびが特徴です。

◾アレスダイナミックTOP (関西ペイント)

関西ペイントからも2016年に「アレスダイナミックTOP 」の名前で登場しています。
こちらは雨の日でも作業できる特徴があり、天候によって工期がやたらと伸びることなく使用できる強みがあります。
ツヤも他にはない、7分ツヤを選べるのが特徴です。

◾超低汚染リファイン1000Si-IR (アステックペイントジャパン)

アステックペイントジャパンからのラジカル塗料は、ベースにシリコン樹脂を使用しています。
こちらは遮熱性に優れ、汚れが着きにくい低汚染の性能があります。

ラジカル塗料を使用するなら実績ある業者をしっかり選別

外壁塗装にラジカル塗料を使用する場合、業者選びにも注意しなくてはなりません。
ラジカル塗料はまだまだ知名度も低く、実際に扱ったことのある業者もそれほど多くないのが現状です。

新しい製品のため、知識も実績も少なく、参考にするのも難しい塗料でもあります。
もしかすると、取り扱っていない業者があるかもしれません。

早まってたまたま訪問に来た業者などに依頼してしまうと、大変なことになるのは目に見えています。
知られていない塗料だからデタラメを並べても分からないだろうと、心の隙間に忍び込む悪徳業者がいることも忘れないでください。

使用されてまだ間も無く正解なデータが揃っていないからこそ、実績と信頼のおける業者に依頼すべきです。
地元密着で実績が豊富な複数の業者に依頼して、建物の状態や内容、コストを相談するのが一番良い結果になることでしょう。
高額な費用がかかる外壁塗装です、納得いくまで相談してください。

外壁塗装のタイミングは?

外壁を保護するために、最適なタイミングで塗装しなければなりません。
外壁は、家を守る大切な役割を持っています。

外壁は一年中雨や風、そして厳しい日差しや紫外線を受けているため、ご自宅の外壁に下記のようなかなりのダメージが見られませんか?

  • 塗装の色あせ・はがれ・膨れ
  • ひび割れ
  • チョーキング(さわると白い粉がつく)

このような症状が見られたら、早めにメンテナンスを行うことをオススメします。

外壁塗装の劣化を放置すると、外壁材に雨風がしみこみ、家全体の劣化につながってしまいます。
最悪の場合は外壁塗装だけではおさまらず、家の建て替えを行うにまで発展してしまう可能性がでてくるのです。

住み慣れたマイホームだからこそ、これからも長く大切にしていきたいと思われていることでしょう。
時間や費用をとられて面倒かもしれませんが、定期的なメンテナンスを行ったほうが、安心して長く家に住むことができるということにつながるのです。

外壁塗装助成金を利用しよう

外壁塗装を行うには、かなりの費用がかかってしまいます。
そこで、少しでも補助金があれば嬉しい限りですね。

実は、各地方自治体には地域により内容や条件は違ってきますが、助成金や補助金制度があります。
お住まいの自治体に連絡して内容を確認する必要はありますが、利用すると平均して10~30万円ほどの補助金が受けられていることもあるようです。

補助金や助成金を活用するには、以下のような条件があげられています。

  • 工事内容は補助金が下りる対象のものか。
    (一般的な内容には、遮熱・断熱を含んだ省エネ塗料。シリコン塗料やウレタン塗料は認められないなどがあります)
  • 工事費用、工事箇所、工事内容、契約日は条件にあったものか。
  • 施工業者は自治体指定業者であるか。
  • 申請者は自治体に住んでいるか。また税金(住民税や固定資産税)の滞納はないか。

自治体によっては少し違った内容かもしれませんので、必ず確認してみてくださいね。

パーフェクトトップでの外壁塗装は辻塗装にお任せください

外壁塗装を考えるタイミングは、目安として10年と言われています。
しかし、「少しでもおかしいな」と分かる症状が外壁に見られたら、一度プロに見てもらうといいでしょう。
優良な塗装業者なら、外壁塗装の状態を的確に診断してくれることと思います。

新しく登場したラジカル塗料は、コストパフォーマンスが高く性能も良いため、家を長持ちさせる結果につながるかと思います。
今後は、シリコン塗料に変わり大いに活躍してくれる塗料になるかもしれません。

ただし、誕生して8年ほどの塗料のため、必ず信頼のおける業者を選択する必要があります。
そこで、ラジカル塗料についてご質問がある方は、私たち辻塗装にご連絡ください。

辻塗装では、高品質な日本ペイントの塗料を信頼してオススメしています。
塗料の事や外壁の事なら何でも相談に乗りますので、お気軽にお問い合わせください。


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