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住宅を守る強固な塗膜を外壁塗装で形成するポイント

外壁塗装について調べていると、「塗膜」という用語をよく目にします。
実は塗装工事は、塗膜を作る作業と言ってもよいものです。
それほど、塗膜は重要な役割を担っています。

塗膜は、外壁本体を守る役割を担っています。
そのため、塗膜がうまく作られないと、外壁が傷んで雨漏りをしてしまう可能性が高まってしまいます。
つまり、しっかりとした質の良い塗膜を作ることが、外壁塗装工事の成功のカギとなります。

塗膜の性質をよく理解して、ベストな外壁塗装工事をできるように準備しましょう。

目次

塗膜とは

塗膜は、塗られた塗料が乾燥してできる膜のことを指します。
塗料の種類によって、塗膜の機能は様々です。
たとえば、錆び止め塗料の場合には防錆機能を持った塗膜が形成されます。

上塗り塗料の場合には、美観をよくする機能と外壁を保護する機能を持った塗膜が形成されます。
外壁や屋根を塗装する場合には、3回以上重ねて塗ることによって、厚みを持った塗膜を作ることが重要です。

外壁塗料の成分

塗膜を作る塗料には、次のような成分が含まれています。

合成樹脂・・・主成分となるもの。アクリル、ウレタン、シリコン、フッ素などが用いられる。
添加剤・・・防カビ剤やつや消し剤など、品質を安定させたり機能性を高めたりするもの。
顔料・・・色をつけるためのもの。
溶剤・・・油性塗料では主にシンナー、水性塗料では水。

塗料はそのままでは粘度が高く塗りづらいため、溶剤を入れて希釈し、塗りやすい形状にします。
外壁に塗ったあと乾燥させることで、溶剤が揮発・蒸発し、塗料の中の樹脂が強固に結合して外壁に密着したものが塗膜です。

外壁塗装の場合、一般的には「下塗り」「中塗り」「上塗り」と3回塗装をします。
下塗り塗料は外壁材への塗料の吸い込みを防ぎ、表面を平滑にする役割があります。
シーラーやフィラーとも呼ばれます。

中塗り塗料は塗膜に厚みを持たせ、塗膜の機能を長持ちさせる役割があります。
上塗り塗料は美観を良くし、紫外線や風雨から外壁を守る役割があります。
基本的に中塗りと上塗りは、同じ塗料を使います。

外壁塗装用の塗料のほとんどは、3回塗ることで機能が発揮されるよう設計されています。
また下塗り剤と中塗り・上塗り剤との間には相性があり、適した組み合わせで塗ることも重要です。

3回塗り重ねることで、強固な塗膜ができあがります。
その膜厚は、およそ0.1mm前後です。
塗膜は、薄すぎても厚すぎても適しません。
仕様書に定められた容量、用法を使用することで、本来持つ機能を十分に発揮できます。

外壁材を守る塗膜の重要性

塗装をすることは、見た目をよくする以外にも重要な目的があります。
その目的が、外壁材を守るというものです。

外壁材には窯業系サイディングや金属系サイディング、モルタルなどがありますが、ほとんどの外壁材は水に弱い素材でできています。
そのため、外壁材の周りを塗膜でコーティングして、水から守っています。

外壁は、建物を外側の刺激から守るためにあります。
外壁が傷んでしまうと、雨漏りなどで建物の土台にまで影響が及んでしまいます。
そうならないように外壁を塗膜で覆い、しっかりと守ることが大切なのです。

また、外壁材の寿命は素材にもよりますが、大まかに30年程度と言われています。
外壁材の張り替えは大規模な工事になり、費用も高額です。
できるだけ外壁材を長持ちさせるためにも、質の良い塗膜で保護することが重要になってきます。

強固な塗膜を形成するポイント

強い塗膜を作るためには、塗料の中の樹脂をしっかりと結合させることが必要です。
塗料メーカーは、結合力の高い塗料を目指して商品開発をしています。

しかし、いくら良い商品でも、使い方を間違えると本来の性能を発揮できません。
施工の際には、以下のような点に注意が必要です。

塗布回数と塗布量

塗料の仕様書では、塗布回数と塗布量が定められています。
そのため、必ずそれに従って施工します。
多くの場合、下塗り塗料を1回、中塗りと上塗りを合わせて2回の合計3回塗ります。

塗布量は、1平米あたり何キロの塗料を塗るべきかが書かれています。
希釈剤を多く入れすぎてしまうと薄まった塗料になってしまい、必要な量の塗料を塗ることができなくなります。
気温や湿度などによっても微妙に調整する必要があるので、希釈率の調整は知識と経験を要する難しい作業です。

悪徳業者は、塗料の仕様を無視してコストを抑えます。
塗装回数を少なくしたり、塗料を薄めたりして、使用する塗料を少なく済ませようとするので気を付けてください。

適切な下地処理

そもそも塗料には、外壁材に密着しづらい性質があります。
そのため、密着させるように大変気を遣います。

塗料を密着させるために、塗装前にしっかりと外壁材の下処理をしておくこともポイントのひとつです。
仕上がった時点では見えなくなってしまう場所なので、見た目で違いがわかりにくいです。
しかし、下地処理を丁寧にしておくことで塗膜が長持ちするため、5年後10年後に差が出てきます。

下地処理では、付着しているホコリや汚れ、古い塗膜を高圧洗浄でしっかりと落とします。
次にケレン作業で、錆び取りや表面の処理を行います。
さらに、外壁にひび割れなどがあれば補修をします。

下地処理は施工後にはわかりづらい部分なので、手抜きをする悪徳業者もいます。
そのため、丁寧に作業をしてくれる業者を選ぶことが大切です。

施工方法

塗装は手作業で行うため、職人の技量は仕上がりに大きく影響します。
ローラーやスプレーでの塗装は均一に塗りやすいとはいえ、未熟な職人が行うとムラができてしまうこともあります。
塗りムラは、塗膜トラブルの原因になります。

施工経験の豊富な業者、自分の家の特徴に合った業者を選ぶと良いでしょう。

乾燥時間

塗膜の形成において、乾燥時間はとても重要です。
まず、塗装前に行う高圧洗浄の後、しっかりと乾くまで乾燥させます。
次に3回行う塗装では、1回ごとに十分な乾燥時間をとります。

塗料の乾燥時間は仕様書に記載されていますが、標準的には4時間程度です。
温度と湿度が大きく影響するため、季節や天候、時間帯によっても変わってきます。

乾燥が不十分な状態で塗り重ねてしまうと、トラブルの元になります。
水分が残った状態で塗料を重ねると、水分が蒸発する過程でせっかく塗った塗膜を剥がしてしまいます。
このようなトラブルは、塗装の直後よりも数か月から半年後になって起きることが多いため、塗装直後には不具合に気づきにくいです。

きちんと施工されているかどうかは、工事のスケジュールを確認することが大切です。
しっかりと乾燥時間がとられているか、チェックしてください。

1液型と2液型

塗料には、1液型と2液型と呼ばれるものがあります。
1液型はそのまま使うことができ、2液型は2つの液を混ぜ合わせます。
1液型は自然乾燥でゆっくりと結合が進むのに対し、2液型は化学反応を起こして結合させるため、より強固な塗膜が作られます。

塗膜が強固であること以外にも、塗料の種類ごとにメリット・デメリットがあります。
色だけでなく、塗料の機能面も比較検討するとよいでしょう。

塗膜の耐久性

塗膜は塗料に含まれる樹脂が結合することで、強度を保っています。
しかし年数が経過する中で、様々な刺激が加わり、樹脂の結合が破壊されてしまいます。
紫外線の刺激、風雨の刺激、物理的な刺激などが破壊の主な原因です。

樹脂同士の結合が破壊されてバラバラになってしまうと、塗膜はもろくなり剥がれやひび割れを起こしやすくなります。
塗膜の剥がれは見た目の印象も悪くなり、外壁を守るという役割も果たせなくなってしまいます。
その結果、雨が染み込んで外壁の劣化を引き起こしてしまいます。

塗料の種類によっても違いますが、大まかには塗膜は10年程度の耐用年数と言われています。
2~3年で塗膜が剥がれてしまうようなら、施工に何らかの問題があったと考えられます。

塗膜のトラブル

塗膜がしっかりと形成されなかった場合、次のようなトラブルが起きる可能性があります。

浮き、剥がれ

外壁への塗膜の密着が不十分だった場合、数年で塗膜が浮いてきたり、剥がれてしまう恐れがあります。
乾燥不足や下地処理不足、下塗り剤が適切に塗られていない場合に起きやすい現象です。

ひび割れ

温度変化などで、外壁材は膨張と収縮を繰り返します。
塗膜が膨張と収縮に耐えられないと、ひび割れが起きてしまいます。

厚い塗膜や硬すぎる塗膜の場合に、起きやすい現象です。
また、乾燥不足が原因の場合もあります。
重ね塗りする際の、塗料の相性によっても発生してしまいます。

チョーキング現象

塗膜の樹脂が破壊され、顔料が粉状に浮き出てくる現象をチョーキング現象と呼びます。
経年劣化で起きることが多いですが、施工不良の可能性もあります。

数年で色が褪せる場合や、艶引けといって塗膜が曇ってしまうこともあります。
これらの多くは、塗料の希釈率が適切でない、塗膜が薄すぎる、塗膜の乾燥が不十分といったことが原因です。

塗膜のトラブルを防ぐには

重要な役割がある塗膜にトラブルが起きないようにするには、どうしたらよいでしょう。
気を付けるべきポイントを、いくつか挙げてみます。

見積書の確認

見積書には、使用する塗料の種類や使用量が明記されています。
下塗り、中塗り、上塗りそれぞれにどのようなグレードの塗料を使用するのか、正しい容量が見積もられているか確認しましょう。

見積書では、値段だけでなく「その業者が適切に見積もりを提示している」、といった点に注意してチェックしてください。
「一式」でまとめられているなど、大まかな見積書は後々のトラブルの元になりやすいです。
誠実で丁寧な業者なら、見積書の内容も丁寧に書かれているはずです。

スケジュールの確認

施工期間が短いことは、施主にとってもありがたいことです。
また、業者にとっても人件費が少なく済むメリットがあります。
しかし、限られた時間で急いで施工すると、どうしても無理がかかってしまいます。

乾燥時間を十分にとることは、強い塗膜を作る上で大切なポイントです。
スケジュールにゆとりがあれば、悪天候でも無理なく進められるため安心です。
見積もりの際には工事のスケジュールを提示してもらい、乾燥時間も十分に設定されているかを確認してください。

施工中の写真

下地処理や3回塗りの工程は、塗装の仕上がりを大きく左右します。
ところが、素人が見ただけでは今がどの工程なのかわかりづらいものです。

そこで、工事の途中経過の写真を提示してくれる業者なら安心感が増します。
きちんと3回塗りが行われているかを、確認してください。

もし、塗装後に不具合が起きてしまったら

外壁への塗装は、とてもデリケートな作業で、経験豊富な業者でも不具合が起きてしまうこともあります。
そのような場合に備えて、工事保証がついていると安心です。

保証の有無や内容は、業者によって違います。
たとえば、塗装後5年間に剥がれが起きてしまったら補修を行う、といったことが保証されます。

10年経ってからの不具合は経年劣化と言えますが、塗装後数年で起きる不具合は、施工不良の可能性が高いと言えます。
その場合は施工業者に相談してみましょう。
もし保証が無い場合でも、誠実な業者なら対応してくれるはずです。

信頼できる塗装業者に依頼

塗布回数や塗布量がしっかり守られているかなどは、施主が自らチェックすることは実際には難しいものです。
そのため、工事を安心して任せられる業者を見つけることが重要になります。

見積もりの際には、質問に丁寧に答えてもらえるか、知識に基づいたアドバイスをしてくれるか、といった点をチェックしてください。
相見積もりをしていくつかの業者を比較すると、業者ごとの特徴がわかりやすいのでオススメです。

高品質な塗膜を作るために辻塗装までご相談ください

塗膜は、住宅の劣化を防ぐという重要な役割を果たしています。
外壁材はそれだけでは水に弱いため、塗膜で保護する必要があります。
もしも塗膜が剥がれたり、ひび割れたりすると、そこから雨水が入り込み、雨漏りの原因となってしまいます。

強固な塗膜を作るには、塗料のメーカーが定める仕様書に基づいて、定められた回数や量を守って施工することが大切です。
薄い塗膜や乾燥不足の塗膜は、トラブルを引き起こしてしまいます。
このようなトラブルを防ぐためには、外壁塗装工事を安心して任せられる業者を見つけることが近道です。

もし福岡で外壁塗装をお考えなら、私達辻塗装までご相談ください。
辻塗装は、40年間地域密着で営業を続けてきた、豊富な実績を持つ塗装専門店です。
経験豊富な塗装職人が、高品質な外壁塗装をご提供いたします。
万が一に備えて、施工後には保証書もお渡ししておりますので、安心して塗装をお任せください


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