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外壁と塗装で実現できる意外な虫よけ方法をご紹介

特に夏場は害虫が増え、部屋の中に侵入していることも少なくありません。
虫が苦手な方でなくても、部屋に虫が入るのは嫌なことですよね。
蚊が入ると刺される可能性がありますし、カメムシが入ると部屋にひどい臭いが充満するかもしれません。
できることなら、虫が部屋に入らないような対策を誰もが望むことでしょう。

実は、塗装で防虫対策ができることをご存知でしょうか?
塗装に使用される塗料には様々な機能を持たせているものがあり、防虫効果を持つものもあります。
このような塗料を使用することで、虫の侵入を少なくすることができます。
ここでは、防虫塗料について詳しく紹介していきましょう。

目次

防虫塗料とは?

防虫塗料とは、虫よけ成分を配合した塗料のことを指します。
虫よけ成分を塗料に配合することで、塗装面に虫が止まりにくくなる効果があります。
虫が室内に侵入する際、まず外壁に止まってから部屋に入ってくるケースが多いです。
そこで、外壁に虫が止まらないようにすれば、未然に侵入を防ぐことができるという訳です。

虫よけ成分は、人や動物に対して毒性はほとんどありません。
また、虫よけ成分が揮発して虫を寄せ付けるものではなく、塗料面に接触した際に効果を発揮するものなので、呼吸により体内に影響が出ることもありません。
室内でも使用できる塗料なので、安心して使用することができます。

ただし、外壁塗装全般に使用できる防虫塗料は、今のところ販売されていないようです。
そのため、防虫塗料を外壁に使用したい場合は、外壁塗装の上に追加で塗装する必要があります。
無色透明の塗料を使用すれば、見た目に影響することも無いので安心です。

オススメは、玄関周りやバルコニーの壁面、窓の周りなど、虫の侵入ルートだけに塗装する方法です。
外壁全体に防虫塗料を追加で塗装すると、コストがかかりすぎてしまいます。
そこで、室内と外がつながる場所にだけ防虫塗料を使用すれば、費用を抑えることができます。

外壁の色でも虫よけ対策はできる

虫が、ある一つの色にだけ集まっている光景を見たことがありますか?
実は、虫にも色の好みがあり、虫を寄せ付けやすい色と虫を寄せ付けにくい色というものがあります。
つまり、外壁塗装に採用する色によって、虫を寄せ付けにくくすることができるというわけです。
ここからは、外壁塗装の色と虫の関係について詳しく解説しましょう。

虫を寄せ付けやすい色

厳密にいうと、虫は好きな色に寄っていく訳ではありません。
虫の中には、紫外線に反応して集まる性質をもつものがあります。
つまり、紫外線をより多く反射する色に、虫が集まりやすいという訳です。
夜中に街頭やコンビニに虫が集まる光景を目にしたことがあるかと思いますが、色についてもこれと同様の現象が起きています。

最も虫を寄せ付けてしまう色は、黄色やオレンジです。
これらの色はより多くの紫外線を反射するため、虫を寄せ付けやすくなります。
鮮やかな黄色やオレンジがより虫を寄せ付けやすいのですが、外壁塗装ではほとんど使用する色では無いので、あまり気にする必要がないといえます。

白も、紫外線を良く反射するので、虫を寄せ付けやすい色とされています。
白系の色は外壁塗装で多く使われるため、少し注意が必要かもしれません。

虫を寄せ付けにくい色

虫は紫外線に寄ってくるため、紫外線を反射しにくい色は虫を寄せ付けにくいといえます。
具体的に言うと、黒やグレー、ブラウン、緑系の色です。
暗色系の色は紫外線を吸収するため、虫よけ対策としてはオススメです。
外壁塗装においても、これらの色は広く使われているので、色選びの際の参考にしてもいいでしょう。

ただし、暗色系の色を採用したからといって、虫を全く寄せ付けない訳ではありません。
色での対策には限界があるため、あまりとらわれ過ぎないようにすることが大切です。

外壁塗装で虫よけ対策をする際の注意点

外壁塗装を工夫すれば、ある程度虫よけ対策をすることができます。
ただし、虫対策の事ばかり考えていては、その他の部分がおろそかになる可能性もあります。
そこでここからは、外壁塗装で虫よけ対策をする際の注意点をみていきましょう。

虫の種類によって効果が異なる

虫の種類によっても、集まりやすい色は異なります。
たとえば、コバエやガなどは紫外線に強く引き寄せられるため、白などの明るい色に集まりやすいです。
一方、蚊は光の波長で色を識別しているようで、黒に引き寄せられる傾向にあります。
このように、暗色系の外壁にしても、虫よけ対策は万全ではないということです。

そのため、外壁の色による虫よけ対策は、あくまでも気休め程度にとらえておいた方がいいでしょう。
虫対策に気を取られ過ぎては、選べる色が無くなってしまいます。
虫よけ対策をより強固にするには、防虫塗料の使用がオススメです。

実現したい外観を損なわないか

先述したとおり、外壁の色によって虫の寄せ付けやすさが変わります。
ただ、虫の事を気にするあまり、実現したい建物の外観に影響してしまっては本末転倒だと思います。

長く住み続けることになる住宅の外観は、日々のやる気やテンションにも影響を及ぼす非常に大切な要素です。
希望通りの外観の住宅に住むことができれば、それだけでも日々が楽しくなるものです。
このような精神的な効果を犠牲にするほど、色による防虫効果は高くありません。

そのため、外壁塗装の色を選ぶ際は、まず自分の好みの色を優先するようにしてください。
お気に入りの色を選んだ上で虫との相性を知っておき、必要なら防虫塗料などで対策すれば、見た目と虫よけ対策を両立できます。

他の機能面にも注意

外壁塗装の本来の役割は、外壁材を風雨から守ることです。
現在の外壁材の多くは窯業系サイディングが使われており、水が浸み込みやすい素材が使われています。
窯業系サイディングに雨水が浸み込むと、外壁材が変形してしまったりひびが入ったりと劣化してしまいます。
建物の基礎の部分にまで雨水が浸入すれば、雨漏りなどのトラブルも引き起こしかねません。
外壁塗装では、このようなトラブルを引き起こさないように、外壁材を防水する役割をもっています。

ただし、外壁塗装は紫外線などの影響により徐々に劣化してしまいます。
そこで、10年に一度を目安として外壁塗装の塗り替えが必要になるのです。

外壁塗装の劣化スピードは、塗料の素材や機能によって異なります。
一般的なシリコン塗料は寿命が10年程度ですが、より耐久性の高いフッ素塗料なら15年から20年は持ちます。
塗料選びは、このように塗料によっても機能が大きく異なるので慎重にしなければいけません。

虫は塗料の臭いにも集まる

もう一点注意したいのが、塗料の臭いに集まる虫です。
塗料の濃度を調整するために配合するシンナーの臭いも、虫を引き寄せてしまう一つの要素とされています。

外壁塗装で使用される塗料は、施工後に完全に乾燥すると、ほとんど臭いはありません。
そのため、塗料の臭いが日々の暮らしで虫を引き寄せてしまう心配はありません。

しかし、塗装中に虫を引き寄せてしまうと、別の問題を引き起こしてしまいます。
その問題とは、乾燥前の塗料に虫がくっついてしまうことです。
もし、塗料に虫がくっついてしまったまま乾燥してしまうと、見た目が悪くなってしまいます。

塗装中に虫の付着を防止するために、外壁塗装では「虫付着予防材」というものを使用します。
これは、シンナーの臭いを少なくするために塗料に少量添加するものです。

それでも虫が付着してしまった場合は、サンドペーパーにより補修することができます。
サンドペーパーで付着した虫を削り落とすことで、綺麗にすることができます。
万が一の時も補修方法がありますので、施工時に虫が飛んでいたとしても安心してください。
一方で、虫が付着したまま完成品として引き渡そうとする業者は、悪徳業者である可能性が高いといえます。

外にある照明にも注意

外壁の色以上に、虫を寄せ付けてしまうのが外部の照明です。
夜の街灯やコンビニに虫が集まっているのと同じように、住宅外部にある照明にも虫は集まってしまいます。
これは、蛍光灯が紫外線を発していることが原因です。

もし蛍光灯を使用しているなら、外部の照明を紫外線が発生しないLEDライトに変えてみてください。
虫は光そのものでなく紫外線に寄ってくるので、紫外線を発生しないLEDライトなら、虫が寄ってこなくなる可能性が高いです。
特に夜中に寄ってくる虫でお悩みなら、良い解決方法になるかと思います。

防虫塗料のご相談も辻塗装にお任せください

外壁塗装に工夫を加えることで、虫よけの対策をすることは可能です。
しかし、外壁塗装の本来の役割は、建物を風雨の影響から守ることと、外観を美しくすることです。
この2つの役割を満たしたうえで、虫よけ対策ができるような提案ができる塗装業者を見つけてください。

近年では技術が進歩したおかげで、防虫塗料というものも使用することができます。
外壁塗装用ではありませんが、玄関周りや窓の周りなど、虫の入り口となる部分に使用することで効果を発揮してくれることでしょう。
部屋の中の虫に悩むようでしたら、一度、防虫塗料が施工できるかどうかを、塗装業者に相談してみても良いでしょう。

もし、福岡近郊で外壁塗装をご検討中なら、辻塗装までご相談ください。
辻塗装は、40年の歴史を持つ、完全自社施工の塗装専門業者です。
これまで培ってきた経験と技術をフル活用し、お客様のご要望にお応えします。
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