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外壁塗装と同時に実施したい窓枠のメンテナンス方法

外壁塗装を実施するのなら、できるだけ美しい見た目に変身させたいものですよね。
外壁塗装はそれなりの金額がかかるメンテナンスなので、事前から念入りにリサーチや打ち合わせすることが重要になります。

見た目を考える上で気を付けたいのが、窓枠です。
窓枠も経年劣化するので、徐々に見た目が悪くなってしまいます。
せっかく外壁を綺麗に塗装しても、窓枠がボロボロだと美しさも半減してしまいます。

ただ、窓枠のメンテナンスは、外壁塗装と全く同じではありません。
そこでここでは、窓枠の塗装やメンテナンスについて詳しく紹介していきましょう。

目次

窓枠の素材

一言に「窓枠」といっても、その素材は様々です。
そして、それぞれの素材に合わせたメンテナンスが必要になります。
そこでまずは、代表的な窓枠の素材の特徴を詳しく解説していきましょう。

アルミ製

アルミ製の窓枠は、アルミニウムの合金で作られています。
安価な上に耐久性も高いため、現在日本で最も広く使われています。

アルミ製の窓枠は、工場で電着塗装というものを施された状態で出荷されます。
これは、電気を流しながら塗料をアルミに付着させる方法で、耐用年数が非常に長いことが特徴です。
長持ちするものなら、30年〜40年ほど持つとされています。

一方で、アルミ製の窓枠も全く劣化しない訳ではありません。
金属製なので水分には弱く、錆びると白い斑点が表面に出てきます。
特に、表面に何らかの衝撃が加わることで傷がつき、そこから水分が入り込むと腐食しやすくなります。

また、夏場などは強い日差しにより、アルミの窓枠が非常に熱くなるケースがあります。
この熱により窓枠が膨張し、クラックや気泡が生じる可能性もあります。

樹脂製

樹脂製の窓枠は、塩化ビニルという樹脂を原料に作られています。
アルミと比べると熱を通しにくく断熱性が高いため、寒冷地でよく使われる窓枠です。

樹脂は紫外線により劣化してしまうので、アルミ製の窓枠と比べると耐久性は劣ります。
そのため、劣化に合わせた定期的なメンテナンスが必須といえるでしょう。
劣化を放置すると、雨水が浸入するおそれが高まり、建物本体の劣化を招いてしまうかもしれません。

樹脂製の窓枠の劣化を見極めるには、チョーキングを起こしているか確認すると簡単です。
チョーキングとは、樹脂が紫外線により劣化し、内部の顔料が表面に浮き出てしまう現象です。
窓枠を指で触ってみて、白い粉が着くようならチョーキングを起こしています。

木製

木製の窓枠は、古い住宅で使われていました。
近年では、ナチュラルな雰囲気を出すためや、木製の外壁に合わせるために使用されることがあります。

天然の木材で作られた窓枠なので、雨水にさらされると腐食してしまいます。
そのため、木製の窓枠には雨水を防ぐ塗装が施されています。
ただし、塗装も徐々に剥がれたり劣化したりするので、定期的なメンテナンスが不可欠です。

木製のサッシの劣化は、見た目の変化で察知することができます。
塗装が色あせたり剥がれたりしてきた、表面が滑らかでない、カビが目立つなどの症状が現れているようなら、塗装を検討するようにしてください。

アルミ製の窓枠は塗装できる?

一昔前までは、アルミ製の窓枠の塗装は難しいとされていました。
アルミ製の窓枠は表面が滑らかすぎるため、塗料がすぐに剥がれてしまっていたのです。
すぐに剥がれてしまっては、塗装しても意味がありません。

しかし最近では、塗料の技術も大幅に進歩しています。
滑らかなアルミの表面に塗装しても剝がれにくい塗料が開発されたため、塗装によるメンテナンスも広まっています。

窓枠の塗装ができるようになったため、住宅の外観を変更する際に選択肢が広がりました。
たとえば、窓枠を明るめの色で塗装すれば、アクセントカラーとなり全体を引き締める効果があります。
窓枠は外壁全体の面積から考えるとかなり狭い部分なので、アクセントカラーを使うにはピッタリの場所です。
派手目の色を使っても悪目立ちすることがないため、外壁の色と合わせて好みのアレンジを楽しめるでしょう。

窓枠のメンテナンス方法

窓枠のメンテナンスには、大きく分けると交換と塗装があります。
窓枠の状態によって、メンテナンス方法を使い分けることが、建物の寿命を延ばすうえでは大切です。
ここからは、窓枠の状態に合わせたメンテナンス方法を紹介していきます

交換

窓枠の劣化が激しい場合は、交換が必要になります。
たとえば、窓枠が歪んでいる場合や、傷がひどい場合は、窓枠を交換しなければならないでしょう。
特に窓枠に変形が見られる場合、隙間から雨水が浸入する可能性があるため、早めに対処しなければなりません。

雨水は、建物にとって大敵です。
もし、外壁の内側に雨水が浸入してしまったら、内部の木材が腐食して住宅の寿命が縮んでしまいます。
最悪の場合は雨漏りなどにも発展し、生活に支障をきたすかもしれません。
このような事態にならないためにも、窓枠の歪みや傷を放置してはいけないのです。

窓枠の交換費用の目安は、1箇所につき15万〜20万円程度です。
2階や天窓などの高所の場合は、足場代が別途加算される可能性もあります。
窓枠の材料費が高額なので、どうしても費用はかさんでしまいます。
窓枠の交換をできるだけ減らすためにも、日々のお手入れが大切といえるでしょう。

塗装

窓枠の劣化が軽微な場合は、塗装で対処することができます。
たとえば、窓枠に白い錆が見られるようになった場合や、色あせが目立つ場合などは塗装を検討してください。

窓枠の塗装費用の目安は、1箇所につき4万〜6万円程度です。
窓枠の交換に比べて割安ですが、全ての劣化に対応できる訳では無い点に注意が必要でしょう。
早めに塗装を施して窓枠本体を守ることで、寿命を延ばすことにもつながります。

ただし、窓枠の塗装には高い技術力が必要です。
塗料の技術が発展したとはいえ、何も考えずに塗装しただけではすぐに剥がれる可能性があります。
特に、窓枠の塗装は難しいので、技術力の高い優良な業者に依頼することが大切です。

もう一つ、窓枠の塗装で注意点があります。
それは、窓枠の塗装はそこまで寿命が長くないということです。
塗料が進歩したとはいえ、耐久性は5〜10年程度と、外壁と比べると少し短めとなっています。

窓枠と外壁の隙間にも注目

窓枠のメンテナンスでもう一つ必要となるのが、外壁戸の隙間に施されているコーキングです。
コーキングとは、外壁と窓の隙間などに施されるゴムのような素材です。
隙間から雨水などが浸入しないように、建物の様々な部分に施されています。

コーキングの原料は樹脂なので、紫外線により徐々に劣化してしまいます。
劣化するとコーキングが固くなりひびが入ってしまうので、そこから雨水が浸入してしまう恐れがあるのです。

コーキングの寿命は、長くても10年程度とされています。
外壁塗装は10年に一度を目安に実施するメンテナンスなので、コーキングも同時に見てもらうといいでしょう。
高い部分の窓枠をメンテナンスするには足場が必要なので、同時に実施するとコストを抑えることにもつながります。

外壁塗装に窓枠は含まれる?

窓枠を塗装するのなら、外壁塗装と同時に塗装することをオススメします。
なぜなら、2階などの高い部分の窓枠を塗装する場合、足場がある方が確実に塗装できるからです。
はしごなど不安定な状態で塗装したり、室内から無理な体勢で塗装したりしても、高品質な塗装は実現できません。

ここで気になるのは、窓枠の塗装が外壁塗装の費用に含まれるかどうかですよね?
業者によって違いはありますが、基本的には窓枠の塗装は外壁塗装の費用に含まれないことが多いようです。
そのため、外壁塗装の打ち合わせの際に、窓枠も同時に塗装してほしい旨を伝えておく必要があります。

さらに、窓枠を塗装する場合には、塗料の寿命を考慮する必要があるでしょう。
窓枠の塗装の耐久性は5〜10年程度と、外壁に比べると少し短めです。
そのため、一度で施工できるようにするには、なるべく高耐久の塗料を使う方が無難といえます。

打ち合わせの段階で窓枠の事も伝えておかないと、塗装完了後のトラブルになりかねません。
窓枠が塗られていないからと別で塗装をお願いすると、手間と費用がかさんでしまいます。
後々のトラブルを防ぐためにも、打ち合わせは入念に実施することが大切です。

窓枠の塗装も辻塗装にご相談ください

塗料の技術が進歩したため、近年は窓枠に塗装することも難しくなくなりました。
メンテナンスの幅が広がったため、サビなどに早めに対処することが可能です。
劣化の兆候に早めに対処できれば、それだけ建物全体の寿命を延ばすことにもつながります。

窓枠の塗装にこだわることで、住宅の外観をより自分好みにアレンジすることもできます。
建物の見た目は、日々の暮らしを豊かにするためにも重要な要素です。
ぜひ、あなたのこだわりを詰め込んで、納得できる外壁塗装を実現してください。

もし、福岡で外壁塗装をご検討中なら、私達辻塗装までご相談ください。
辻塗装は、ビルや学校など住宅以外の大きな建物の塗装も手掛ける、実績豊富な塗装専門店です。
これまで培ってきた確かな技術力で、窓枠の塗装も高品質に仕上げることができます。
塗装に関することならなんでもお答えいたしますので、まずはお気軽にお問い合わせください。


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