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外壁塗装の“浮き”ってなに?主婦でもわかる原因と対処法

「最近、外壁がちょっとボコボコしてる気がする…」
そう感じたことはありませんか?見た目はなんとなく気になるけど、「すぐ直さないといけないのかな?」「業者に相談するのも面倒だし…」と悩んでそのままにしている方も多いのではないでしょうか。

実は、外壁の“浮き”は放っておくと雨水の侵入や建物の劣化につながる、見た目以上に重要なサインです。
ですが、「そもそも浮きってなに?」「どうして起きるの?」と、基本的なことがよくわからないという声も少なくありません。
この記事では、外壁塗装の“浮き”について、子育てや家事で忙しい主婦の方でも短時間で理解できる内容になっていますので、ぜひ最後まで読んでみてください。

目次

外壁の“浮き”ってどういう状態?まずは基本を知ろう

一見きれいに見える外壁でも、実は塗装が下地から剥がれかけていたり、内部で異常が起きていたりすることがあります。

外壁の「浮き」とは?見た目や症状をチェック

外壁の“浮き”とは、外からは分かりにくいものの、塗装や外壁材が下地から浮き上がり、密着が弱くなっている状態のことです。
表面にヒビや剥がれが見えることもありますが、見た目に異常がなくても内側で進行しているケースも多くあります。
よく見ると「プクッ」と膨れていたり、触ると不自然に柔らかい箇所があるのが特徴です。

よくある誤解と本当のリスク

「ちょっとした浮きなら放っておいても大丈夫」と思われがちですが、それは大きな誤解です。
浮きは見た目以上に深刻な劣化のサインで、放置すれば外壁の内部に雨水が入り込み、カビや腐食を引き起こす可能性があります。
小さな修理で済んだはずのものが、後に大規模な改修工事になることも珍しくありません。

放置するとどうなる?劣化の進行と費用の関係

浮きを放置すると、外壁内部の木材や断熱材まで劣化が進行し、修理にかかる費用が大きく跳ね上がります。

状態修理内容費用目安
軽度の浮き塗装の部分補修約3〜10万円
中程度の劣化塗装+下地処理約20〜50万円
重度の劣化外壁材の張り替え約50万円以上

早めに気づいて対応すれば、費用も手間も最小限に抑えられるので、日常的なチェックが大切です。

浮きの原因はこれ!知っておきたい主な5つの理由

外壁の“浮き”は、自然に起きるだけでなく、施工ミスや環境の影響など、さまざまな原因があります。

1. 下地と塗装がうまくくっついていない

下地の処理が甘かったり、乾燥が不十分だった場合、時間がたつと塗装が浮いてきます。
古い建物では、下地そのものが弱っていることもあります。

2. 雨や湿気の影響

湿気が多いと、塗装の内側に水がたまりやすくなり、塗膜が膨れて浮いてしまいます。
特に、風通しが悪い場所は注意が必要です。

3. 塗料の相性が悪い・重ね塗りの失敗

前回の塗料と今回の塗料の相性が悪いと、うまく密着せずに浮きやすくなります。
重ね塗りにも注意が必要です。

4. 時間が経ちすぎて劣化している

塗装の寿命は10〜15年ほど。
年数が経つと防水性が落ちて、塗膜が浮いたり剥がれたりしてきます。

5. 地震や建物の揺れ

地震や車の振動などで外壁が少しずつ揺れると、細かいヒビが入り、そこから水が入り込んで浮きが起きることがあります。

こんな症状があれば注意!主婦でもできるセルフチェック法

「外壁が浮いてるかも…?」と思ったら、セルフチェックしてみてください。
日常生活の中でも気づける“サイン”がいくつかあります。

外壁を目で見て確認できる“浮き”のサイン

まずは目視で外壁をじっくり観察してみてください。

  • 表面が「プクッ」と膨れて見える箇所がある
  • 塗装が部分的に変色している
  • 小さなヒビ割れや剥がれが出始めている

晴れた日中の明るい時間帯に、家の外をぐるっと一周して確認するのが効果的です。
スマホで写真を撮っておくと、後から比較しやすくなります。

手で軽く叩いてわかる空洞音のチェック

見た目ではわからなくても、実際に外壁を手で「コンコン」と軽く叩いてみると、浮いている部分は音が違って聞こえます。
正常な箇所は「コツコツ」と硬い音がしますが、浮いている場所は「ポコポコ」と空洞音がすることが多いです。
特に、日当たりが強い面や風雨の当たる面は劣化しやすいため、念入りに確認してみてください。

外壁の“浮き”を見つけたらどうする?対処法を解説

「外壁、ちょっと浮いてるかも…?」そんなとき、業者に相談するタイミングをわかりやすくお伝えします。

すぐにできる応急処置とは?

もし浮きが軽度で、まだ剥がれていない状態であれば、雨の侵入を防ぐために透明なビニールシートやテープで一時的に覆うのも一つの手段です。
ただし、これはあくまで一時的な応急処置であり、根本的な解決にはなりません。
梅雨時や台風前など、すぐに業者が来られない場合の“つなぎ”として考えましょう。

どの業者に相談すべき?見極めポイント

外壁の浮き修理には、塗装業者かリフォーム業者への相談が一般的です。
ただし、業者によって対応力や技術力に差があるため、以下の点をチェックしましょう。

  • 現地調査を丁寧に行ってくれるか
  • 原因をきちんと説明してくれるか
  • 無理な営業をしてこないか
  • 写真や図を使ってわかりやすく説明してくれるか

また、できれば2〜3社に見積もりを取り、比較してから決めるのがおすすめです。

放置NG!早めの対応がコスト削減のカギ

「様子を見よう…」と放置してしまうと、浮きの範囲が広がったり、内部に雨水が浸透して木材や断熱材が腐食したりと、被害が深刻になる恐れがあります。
初期段階で対応すれば、数万円で済む修理が、放置すると数十万円以上の出費に。
子育てや家計のことを考えるなら、“早めの相談”が一番の節約対策です。

失敗しない外壁塗装のために!業者選びと予防のコツ

浮きの再発を防ぐためには、最初から信頼できる業者を選ぶことが何より重要です。

見積もりは1社だけじゃダメ!比較の重要性

「知り合いに紹介されたから」「チラシが入ってたから」といった理由だけで、1社に即決するのはリスクが高いです。
見積もりは必ず2〜3社から取得して、価格・提案内容・対応の丁寧さを比較しましょう。
中には、浮きの原因にしっかり触れず、表面だけを塗り直す業者もいるので要注意。
複数社の話を聞くことで、相場感や本当に必要な工事内容が見えてきます。

施工実績や保証内容を必ず確認しよう

信頼できる業者を見極めるには、過去の施工事例やアフター保証の有無も大切です。
たとえば、施工後5〜10年の保証が付いているか、万が一トラブルがあった際にどんな対応をしてくれるのかなど、事前にしっかり確認しておくと安心です。
過去の施工写真や、実際の顧客の声を見せてくれる業者は、誠実な仕事をしている可能性が高いです。

予防には定期点検と適切なタイミングの再塗装が大切

外壁塗装は「やって終わり」ではありません。
定期的な点検や再塗装のタイミングを見極めることで、浮きや劣化を未然に防ぐことができます。
一般的には、築10年ごとを目安に点検・再塗装を検討するのが理想です。
また、地域の気候や住宅の立地条件によっても劣化スピードは異なるため、プロに相談して自宅に合ったメンテナンス計画を立てましょう。

外壁の“浮き”ってなに? まとめ

外壁の“浮き”は、見た目では気づきにくいこともありますが、お家を長持ちさせるためには早めの発見と対応がとても大切です。
特に、子育て中で日々忙しく過ごしていると、外壁のことはつい後回しになりがちですが、少しの気づきで大きなトラブルを防げることもあります。

「ちょっと変かも?」と思ったら、無理に自分で判断せず、信頼できる業者に相談してみましょう。
大切なお家を、これからも安心して家族と暮らせる場所にするために、小さなサインにも気づける“目”を持つことが、いちばんの予防策になります。

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