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外壁塗装に最適な天候は?雨でも施工を実施する業者とは?

住宅の外壁塗装は、10年に一度を目安に塗り替える必要があります。
もしかしたらこの記事を見ているあなたも、外壁塗装を検討している最中かもしれませんね。

外壁塗装には、ある程度高額な費用がかかるため、契約前に慎重に検討する必要があります。
ただ、「契約さえしてしまえばあとは安心」という訳でもないので注意が必要です。
特に工事中の天候は、塗装の仕上がりに大きく影響します。

特に外壁塗装は、天候に左右されやすい工事です。
高品質な外壁塗装を実現するのであれば、外壁塗装に最適な天候を知っておく必要があるでしょう。
そこでここでは、外壁塗装と天候の関係について紹介していきましょう。

目次

外壁塗装と天候の関係とは?

当然と思われるでしょうが、外壁塗装に適した天候は晴れです。
さらに、多少曇っていたとしても、外壁塗装の工事は問題なく実施できます。

一方で、雨が降りそうな天候や、そもそも雨が降っているのなら、外壁塗装の工事は不可能となります。
乾燥していない塗料に雨が当たると、いくら塗装しても流れ落ちてしまうのです。
また、雨天は高所での作業において危険が増すため、業者としても工事を実施することは基本的にはありません。

これに加え、外壁塗装では風にも気を付けなければなりません。
あまりに強風な日に塗装すると、ほこりや塵が乾燥していない塗膜に付着し、塗装の仕上がりを悪くしてしまいます。
また、近隣へ塗料が飛散するリスクも増してしまうため、強風の日は塗装をしない方が無難といえます。

このように、外壁塗装の工事は、天候に進捗が左右されます。
そのため、余裕をもった日程で工事ができるよう、打ち合わせの段階で話をしておくようにしてください。

外壁塗装が絶対に実施できない条件

外壁塗装に使われる塗料には、使用できる条件というものが設定されています。
この条件というのが「気温5℃以下、湿度85%以上では塗装不可」というものです。
この条件を破って塗料を使用すると、正常に乾燥しなくなり外壁塗装が本来の性能を発揮できなくなります。

雨の日は基本的に湿度が85%を超えるため、塗料の仕様条件から考えても塗装はNGということです。
また、雨が降っていないとしても、湿度が高くジメジメした日には、塗装することはできないことになります。

また、この条件を考慮すると、晴れでも塗装ができないケースも考えられますね。
いくら晴れていたとしても、気温が5℃を下回るような寒い日は、塗料がきれいに乾燥しません。
そのため、特に冬場の外壁塗装は、天候だけでなく気温にも注意しなくてはならないでしょう。

雨の日に外壁塗装を強行するとどうなる?

雨の日には、基本的に外壁塗装ができません。
ただ、工事ができないとなると、それだけ完成も遅れてしまうことになります。
外壁塗装の工事中は、何かと不便なことも多いため「無理にでも作業をして欲しい」と考える方もいるかもしれません。

しかし、この考え方は非常に危険です。
雨の日に外壁塗装を強行してしまうと、以下のようなリスクがあるのです。

雨で塗料が薄まり塗りムラができる

雨の中外壁塗装を実施すると、塗りムラができたり見た目の悪い仕上がりになる可能性が高いです。
なぜなら、塗装したそばから、雨により塗料が流されてしまうからです。
どれだけ腕の良い職人がきれいに塗装していっても、雨によって塗料が流されてしまっては意味がありません。

さらに外壁と塗料の間に雨水が入り込むと、塗膜が全く密着しない状態となる可能性もあります。
この塗膜と外壁が密着していない部分は、のちに膨れてきて外壁の見た目を悪くするでしょう。
また、膨れはいずれ破れてしまうので、塗膜の寿命も大きく削ってしまいます。

塗膜の耐久力が弱くなる

外壁塗装に使われる塗料は、決められた濃度に薄めて使用するものがほとんどです。
この濃度は正確に守る必要があり、濃すぎても薄すぎても塗料が持つ本来の力を発揮できなくなります。

本来なら、職人が適正な濃度に調整して塗装するので、問題になる事はありません。
しかし、雨が降ってしまうと、雨水が混入して塗料が薄まってしまいます。
雨水の量まで計算して塗料を調整することは不可能なので、適切な施工もできなくなってしまうのです。

薄まった塗料を塗装しても、塗膜の耐久性は非常に弱くなります。
一般的に外壁塗装に使用されるシリコン塗料は、寿命が10年程度といわれています。
しかし、適正な施工がなされなかった場合、この寿命を待たずして塗膜が劣化してしまうでしょう。

最悪の場合、1~2年程度で塗装が剥がれたり色褪せたりすることもあります。
こうなると、また外壁塗装をやり直さなければならなくなるため、雨の日に塗装工事を強行することはできません。

作業中に事故が起こる可能性が高くなる

外壁塗装は、高所もきれいに仕上げるため足場を組んで実施されます。
この足場は、金属製のものが一般的で、雨が降ると滑りやすくなってしまいます。

ただでさえ高所の作業は危険が伴うのに、「滑りやすい」など条件が悪化すればそれだけ事故のリスクは増します。
あなたの住宅の塗装中に事故が起きたら、気分のいいものではないですよね。
職人の安全を守るためにも、雨の日は塗装工事を中止するのが基本といえるでしょう。

悪天候でも作業を強行する業者には注意

このように、雨が降ると外壁塗装の工事は中止になります。
ところが、業者によっては雨の日でも塗装工事を強行しようとすることがあるようです。
このような業者は、悪徳業者の可能性が非常に高いといえるでしょう。

悪徳業者の場合、外壁塗装の仕上がりなど二の次です。
「自社が儲かればそれでいい」という考え方なので、契約後は無理にでも工事を強行しようとします。

悪徳業者に騙されないためには、きちんと業者の対応を見極めることが大切です。
疑問や悩みに対し、真摯に回答してくれる業者なら安心できます。
残念ながら外壁塗装は悪徳業者が多いので、なるべく複数の業者に相談し、対応を見極めてください。

悪天候で外壁塗装を強行されないようにするには、契約前に「雨の日の工事の有無」「工事が延期になった場合の対応」などもきちんと確認しておいた方がよいでしょう。
常識のある優良業者なら、雨の日に塗装をするなどあり得ない事です。

悪徳業者が雨天でも作業を強行する理由

悪徳業者が使う手口として、相場よりもかなり安い金額を提示して、契約にこぎつけるというものがあります。
当然、安いのには理由があり、粗悪な塗料を使用したり、手抜き工事をしたりしてきちんと利益が出るようにしています。

このような業者の場合、安い金額で多くの契約を取っているケースがあります。
たくさん工事を受注していると、決められた期間に多くの工事をこなさなければならないため、雨天でスケジュールを伸ばすことができません。
そのため、雨天であろうと塗装作業を強行しようとします。

雨天に塗装作業を強行することは、業者にしかメリットがありません。
もしかしたら「工事が延期になるとあなたも大変でしょう」などと言ってくるかもしれませんが、手抜き工事をされては後から大変です。
悪徳業者に騙されないためにも、業者はきちんと選定してください。

雨天でもできる作業はある

外壁塗装にとって、雨は最大の敵ともいえます。
そのため、雨天でも塗装を強行するような業者は、悪徳業者であるといえるでしょう。

ただし、雨天に作業をしようとする業者が、すべて悪徳という訳でもありません。
外壁塗装工事の工程の中には、雨天でも問題なく実施できるものもあります。

外壁塗装の工事は、施主であるあなたの生活にも負担がかかります。
雨の日でもできることを少しでも進め、なるべく工期を守ろうとしてくれる業者は優良業者といえるでしょう。
では、雨の日でもできる作業を紹介していきましょう。

足場の設置や解体

外壁塗装の工事では、高所でも安全に作業するため足場を設置します。
足場の設置や解体は、塗装とは関係のない部分で行われるので、雨天でも実施することができます。

ただし、足場の設置は高所作業で危険なため、「小雨程度なら可能」という条件が付きます。
雨量が多いと足元が滑って危険なため、作業しない業者がほとんどでしょう。
足場の設置や解体は、一歩間違えると死亡事故にもつながる危険な作業なので、無理をしないように細心の注意を払うひつようがあります。

外壁の高圧洗浄

外壁塗装の工事は、ただ塗料を塗るだけのものではありません。
塗膜の密着性を高めるために、外壁を高圧洗浄したり、下地の不具合を直したりと、塗装前に意外と多くの作業が必要です。

このような洗浄や補修作業は、塗料を使用しないため雨天でも実施することができます。
特に高圧洗浄は、水で洗浄する工程なので雨天でも全く問題がありません。
一方で、下地の不具合を手作業で直す作業は、高所での作業が必要になるため、雨がひどい場合は安全性の面から中止になる事がほとんどです。

養生に関する作業は雨天では不可能

養生をする作業に関しては、雨天では実施することができません。
養生とは、塗料が不要な部分に飛散しないように、シートやテープで覆う作業です。
養生は直接塗料を使うことはありませんが、テープが雨水で付着しないなど不具合が多いので実施できません。
養生が不十分だと、後の作業に大きな影響を及ぼす危険があるので、万全の天候で実施する必要がります。

また、養生をはがす作業についても、雨の日は基本的には避けます。
これは、養生をはがす際に付着した塗料やほこり、塵などが飛散する恐れがあるからです。
せっかくきれいに外壁塗装が完成しても、これらのゴミが最後に付着してしまっては台無しになってしまいます。

このように、外壁塗装の工事では、雨天でできることとできない事があります。
無理に工事を進めても、塗装の品質を下げてしまうだけなので、基本的には業者の判断に従うようにしてください。

作業の延期はいつ決まる?

天候は自然の事なので、人が完全に把握することは困難です。
では、どの段階で塗装作業の中止は決定するのでしょう。

まず、天気予報や当日の天候から、翌日が確実に雨と考えられる場合は、前日に工事の中止が決まります。
この場合、前日に業者から作業中止の旨の連絡が入るでしょう。

天気の予測が難しい場合や、不安定な天候が続いている場合では、当日の朝に作業の中止が決まる場合もあります。
「予報では曇りだったが朝になると雨が降っていた」といったケースです。
このような場合は、職人が現場に集まった後に、中止の判断が下されることもあります。

作業の途中で雨が降り出した場合は、雨量によって現場の判断に委ねられます。
最近ではゲリラ豪雨も多く、思わぬ大雨に見舞われることも考えられるでしょう。
あまりにひどい雨で塗料が流れ落ちるような場合は、後日作業がやり直しになる事もあります。

塗装工事の延期で追加料金は必要?

作業が延期になって心配なのが、「追加料金が発生するの?」ということでしょう。
工費には人件費も含まれていますから、余分に日数がかかると追加で料金を請求されるか心配になってしまいます。

ここのところはご安心ください。
悪天候による工事の延期で、追加料金が発生することはありません。
基本的に塗装にかかる費用は、塗装完了までにかかる全ての費用が考慮されています。
工期中に雨が降る可能性も考慮されているため、追加で料金がかかることは無いのです。

辻塗装なら高品質な外壁塗装をご提供できます

雨によるトラブルを避けるなら、天候が安定した季節に外壁塗装を実施するのも一つの手でしょう。
しかし、そのような季節は、優良業者は依頼でいっぱいなことがあるため、早めに見積もりを取るなど準備を進めることが大切です。

また、地域に根付いた優良業者なら、その土地の気候も把握しているので、雨も考慮して大体どのくらいの工期が必要かも熟知しているものです。
その上で、余裕を持った工期を提案してくれるはずですので、まずはお近くの優良業者の相談してみてください。

もし、福岡で外壁塗装をお考えなら、創業36年の経験を持つ辻塗装までご相談ください。
創業以来、福岡を中心に地域密着で営業する私達なら、地域の特性を反映した外壁塗装をご提案できます。
外壁塗装に関することなら何でも相談に乗りますので、まずはお気軽にお問い合わせください。


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