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ローンを賢く使って外壁塗装工事を実現しよう

外壁塗装にかかる費用は、平均的な大きさの戸建てで100万円近くと言われています。
一度に支払うには、大きな負担となる金額です。
思いがけない大きな出費に、すぐにお金を用意できないという場合もあるかもしれません。

このような場合に使えるのがローンです。
外壁塗装は、ローンを利用して実施することもできます。
ローンなら毎月数万円の負担で済みますし、工夫次第でローンをお得に利用できることもあります。
ただし、どのようなローンを選ぶかによって、手数料が大きく違ってくるので、ご自分に合ったローンを選択することが大事です。

そこでここでは、外壁塗装で使えるローンについて詳しく解説していきます。
手持ちの資金が足りないからと塗装工事を諦めてしまう前に、まずはローンについて詳しく知っておきましょう。

目次

費用の支払方法

外壁塗装の費用を支払う方法には、いくつか種類があります。
一般的な支払い方法は、現金払い、銀行振込、クレジットカード決済、ローンです。
業者によって取り扱いできないものもありますので、詳細は業者に直接確認してみましょう。

一番主流な支払い方法は、銀行振込です。
ご自分の都合の良い日時に、銀行へ振り込みに行くことができるので便利です。
振込手数料が別途かかりますが、多くて1000円程度です。

クレジットカード決済は、手軽に利用できる点でおすすめです。
カードによっては、ポイントを貯められるメリットもあります。
ただし、業者によってはクレジットカード決済に対応していない場合があります。

銀行振り込みやクレジットカードなど、短期間での支払いが難しい場合には、ローンを利用する方法があります。
ローンの利用方法は、塗装業者を通して申し込みをする方法と、塗装業者を通さずに金融機関から直接借り入れる方法があります。

ローンを利用すると、工事の支払代金に金利がプラスされてしまいます。
そのため、総支払額は高くなってしまうでしょう。
その代わり、一度に支払う金額を少なくできます。

リフォームに特化したローンを利用する場合には、工事請負契約書や見積書、工事中の写真などの書類が必要になります。
また、ローンには審査がありますので、工事の着工前に審査が終わるように早めに申込みをします。

費用の支払タイミング

外壁塗装の工事では、支払いのタイミングにもいくつか種類があります。
一般的には、工事後に全額を一度に支払うか、工事前と工事後に分割して支払うケースがほとんどです。

前払いで全額を払ってしまうと、工事が想定通り行われないリスクや、業者が行方不明になってしまうリスクなど、施主が騙されてしまうケースもあります。
そのため、このような支払い方法がとられています。

工事前に、「手付金」として費用の1~2割を支払う場合もあります。
業者側は手付金を受け取ることで、お客様の意思を確認できるので、安心して工事に取り掛かることができます。
支払いをローンにする場合でも、手付金は現金しか受け付けてもらえないこともありますので、確認しておきましょう。

このように、工事費の多くは工事後に支払います。
つまり、それまでの間にお金を用意できるかどうかが、ローン利用検討のポイントになります。

外壁塗装工事でローンを利用するメリットとデメリット

お金に余裕がない場合、ローンを利用してでも外壁塗装工事をした方がよいのかどうか、悩むところでしょう。
メリットとデメリットを挙げますので、比較してじっくりと検討してみてください。

ローンのメリット

一つ目のメリットとして、将来にわたってかかる補修費用をトータルで考えた時に、補修費を安く抑えられる可能性が高いという点が挙げられます。
外壁塗装の劣化が進んでいるのに、お金が貯まるまで外壁塗装工事を先延ばしにしたら、余計に補修費用がかかる可能性が高いのです。

外壁塗装は、住宅を守る役割を担っています。
劣化した塗装を放置すると、家の劣化は急激に進んでしまうのです。
年数が経つほど補修する箇所が増えてしまい、軽傷だったはずの傷も重傷になっているかもしれません。
築年数が経ってしまった家の塗装工事は、割高になる傾向があります。

早めに塗装工事をすることで、最小限の工事費用で済む場合も多いです。
そう考えると、ローンの利息を考慮してもすぐに工事をした方がよい場合もあります。

もうひとつ、手持ちの資金を残しておけるというメリットがあります。
塗装工事以外に、車の買い替えや子どもの進学費用など、大きなお金がかかるイベントは他にもあるでしょう。
工事費用に全てを注ぎ込んでしまうと、他のことに使うお金が不足してしまうかもしれません。

ローンを賢く利用すれば、バランスよく出費でき、手元に資金を残しながらも外壁塗装をすることができます。

ローンのデメリット

ローンの一番のデメリットは、利息を払わなくてはならないという点でしょう。
もし100万円を金利3%で借りて、3年間で返すとしたら約5万円の利息が発生します。

また、ローンを利用するためには、審査を受けなくてはなりません。
返済する能力があると判断された場合にのみ、借りることができます。
職種や年齢、既に利用中のローンの有無などが審査のポイントになります。
リフォームローンは住宅ローンに比べると、借入期間が短く少額なので、比較的審査はゆるい傾向があります。

ローンを利用するための条件

ローンを利用する際は、工事の着工前に審査が通っていることも必要な条件です。
工事が着工してからローンが通らないことになっては、業者へ支払う代金を用意できなくなってしまいます。

審査には、1日~1週間程度の期間を要します。
業者が取り扱っているローンを利用する場合には、比較的審査がスピーディです。
しかし、すべての塗装業者が金融機関と提携しているわけではありません。
ローンの利用を前提としている場合には、金融機関やローン会社と提携をしているか事前に塗装業者に確認しましょう。

住宅ローンや車のローンなどで、既にローンを組んでいる場合は追加の融資を受けられないことがありますので注意しましょう。
また、100万円未満の少額では借りられない場合もあります。
そのため、金融機関に詳細な条件を確認しましょう。

返済期間は、10年以内を目安にします。
なぜなら、10年経ってしまうと次の外壁塗装のタイミングになってしまうからです。
さらに追加の出費ができてしまうので、それまでに払い終わるようにしましょう。

ローンの種類

ローンには、様々な種類の商品があります。
違いを知っておき、適切な商品を選択しましょう。

有担保か無担保か

担保というのは、支払いが滞ってしまった際に、その代償として提供するものを決めておくことです。
リフォーム関連のローンの場合には、リフォームを行う家自体を担保に設定することが多いです。
有担保ローンは手続きが多く、登記費用や手数料などの諸経費がかかってきますが、金利を低く抑えられます。

無担保ローンは金利が高いですが、手続きが少なく審査にも時間がかかりません。
塗装業者が扱うローンの多くは、無担保ローンです。

外壁塗装の工事の場合、借り入れる金額が100万円程度とそれほど高額ではないため、手数料などを含めると一概に有担保ローンがお得とはいえません。
なぜなら、抵当権の設定費用として10~20万円かかることもあるからです。
そのため、見積もりを出してもらって比較すると良いでしょう。

変動金利か固定金利か

変動金利のローンは、市場金利に連動して半年ごとに適用金利が変動します。
市場の動向によって、将来にわたる総返済額が増減するため不安定ですが、目先の金利は固定金利に比べて低いことがメリットです。

固定金利のローンは、最初に決めた支払い計画が途中で変わることがありません。
そのため、安心して支払いを進められることがメリットです。

リフォームローンのような短期間の借り入れでは、変動金利を利用する方が多いようです。
しかし、自己資金に余裕がなく支払いの増減に対応できない可能性がある場合には、確実に返済できる固定金利を選んだ方が良いかもしれません。

銀行ローンか信販系ローンか

銀行のローンでは、有担保ローンと無担保ローンのどちらも取り扱っています。
全般的に銀行のローンは、審査が厳しいと思っておいた方が良いでしょう。
その代わり、金利は安い傾向があります。

すでに住宅ローンなど他のローンを利用している場合には、その金融機関にまずは相談してみましょう。
住宅ローンと塗装工事のローンをひとつにまとめて借り直すなど、銀行によって最適なプランを提案してもらえます。
他のローンに追加して借りる場合には、月々の返済額が負担になりすぎないように調整しましょう。

もし、「煩雑な手続きが面倒」「多少高くても構わない」「工事を急いでいる」といった場合には、信販系のローンが良いかもしれません。
業者が取り扱っているローンであれば、手続きを代行してもらえるため便利です。

住宅ローンが残っていて、追加で借り入れをしたい場合には毎月の返済額を調整しやすい銀行のローンがいいでしょう。
一方で、比較的短期間での返済が可能な場合には信販会社のローンが手っ取り早いです。
このように、状況に応じて選択をすると良いでしょう。

金融機関ローン以外にも選択肢はある

ローンを検討する際に、最初に候補になるのが金融機関のローンでしょう。
しかし、その他にも融資を受けられる方法がいくつかあります。

クレジットカードの分割払い

クレジットカードでは、手軽に分割払いにすることができます。
しかし、金利は10回払いで14~15%もかかるので、もし100万円を分割払いにしたとすると約65000円の手数料が上乗せされることになります。

金利だけで考えると、ローンを利用した方がお得です。
あえてクレジットカードの分割払いを利用する場合には、できるだけ短期間とし、支払い計画をしっかりと立てましょう。

財形住宅貯蓄

もし勤務先で財形貯蓄制度を利用していたら、工事の代金支払いに利用できるかもしれません。
財形貯蓄制度の中でも、財形住宅貯蓄に加入している場合は、貯蓄を引き出してリフォーム資金として利用することができます。
利用するには条件があり、床面積が50平米以上、工事費用の総額が75万円以上、などを満たしている場合に限ります。

また、財形住宅貯蓄を含むなんらかの財形貯蓄制度を利用している場合には、リフォーム工事のために融資を受けられます。
将来のために貯蓄は引き出さずに残しておきたい場合には、融資を受けるのもひとつの方法です。

融資を受ける場合も、50万円以上の残高がある、リフォーム資金の90%まで、など一定の条件を満たしている場合に限ります。
財形貯蓄制度の融資は金利が低く、無担保で借りられることがメリットです。
もし財形貯蓄制度を利用していたら、検討してみると良いでしょう。

公的融資

銀行や信販ローン以外に、住宅金融支援機構など公的機関によるローンもあります。
低金利なことが魅力ですが、基本的には高額のリフォームが対象となっているため、外壁塗装工事のみの場合には利用が難しいでしょう。

塗装工事と合わせて、他の部分のリフォーム工事をするような場合には利用価値があります

返済額の目安

金利は金融機関や商品によって異なりますが、おおまかには有担保の場合0.38~1%、無担保の場合1.3~4%程度です。
一例として挙げると、無担保ローン、固定金利2.0%、借入金額50万円、借入期間5年の場合は以下の通りです。

月々の返済額:8,763円
総返済額:525,780円

金利として約25000円が上乗せされますが、月々の負担が9000円弱となり、家計への負担を減らすことができるでしょう。
一度に50万円を支払うのが難しくても、月々なら支払える可能性が出てくるかもしれません。

返済額のシミュレーションは、銀行のホームページなどで簡単に試すことができます。
家計の状況をふまえて、返済可能な金額や支払期間を慎重に検討しましょう。

住宅ローン減税

ローンを組んで外壁塗装をする際には、国が設けている住宅ローン減税の制度を利用できる可能性があります。
減税制度を利用できるのは、工事費が100万円以上の場合に限ります。
要件を満たすと、10年の間、借入残高の1%が所得税から控除されます。
例えば100万円を10年間借り入れた場合に、5万円程度の減税効果が見込まれます。

住宅ローン減税を利用するには、いくつか必要書類があります。
その中でも「増改築等工事証明書」「工事着工前の状態を記録した写真」は施工業者にお願いして作成してもらわなくてはなりませんので注意しましょう。

外壁塗装のローンのことなら辻塗装が相談に乗ります

外壁塗装工事をしたいけれど、まとまったお金がない場合にはローンを検討してみましょう。
塗装工事には適したタイミングがあるので、タイミングを逃さず工事するにはローンを利用するのも一つの手です。
外壁塗装を先延ばしにしてしまうと、余計な修繕費用がかかる危険性もあります。

リフォームローンは、借入期間が短めで比較的少額になります。
そのため、金利が低い商品が多く、無担保ローンであれば手続きもそれほど大変ではありません。
家計の状況や既存のローンをふまえて、最適な商品を選ぶとよいでしょう。

もし、外壁塗装に関して疑問に感じることがあるのなら、私たち辻塗装にご相談ください。
私達は、お客様との関係性を大切にする、地域密着の塗装専門店です。
あなたの住宅の将来のことまで考え、最適な塗装をご提案いたします。
塗装に関することなら、どんな些細なことでもお答えしますので、お気軽にお問い合わせください。


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