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外壁塗装で最近流行の和モダン住宅にイメージチェンジ

最近注目されている、和モダンの外壁塗装。
和風の雰囲気を活かしつつ、スタイリッシュで現代風なデザインに仕上げることができます。

流行に敏感な方なら、和モダンを住宅に取り入れたいと考えているかもしれません。
しかし、「和モダンにはあこがれるけど、色選びが難しい」「和風の家をどうやったらモダンにできるの?」と、どうやって取り入れたらよいか悩む方も多いのが現状です。
そこでここでは、和モダンの外壁塗装を成功させるコツや、色選びのポイントについて詳しくお伝えしていきます。

目次

和モダンとは?

日本に古くからある日本建築は、木造住宅に瓦屋根を用いて重厚な雰囲気を醸し出す建物です。
日本の風土に合わせた工夫がされており、木材をはじめとした自然素材が多用されて、調湿効果や調音効果にも優れています。
日本建築には、外壁には板壁や土壁、漆喰が用いられていることが多いです。
耐用年数が長く、築100年を超える建物も時々見かけます。

戦後の高度経済成長期になると、住宅が大量供給されるのを機に、より安価で短期間で建てられる工法が取り入れられるようになりました。
屋根材にはスレート、壁材にはサイディングといった新しい材料も登場しています。
大規模な震災を経験し耐震化への意識が高まり、軽量化も進んでいます。

このような現代的な建築の良さを活かしつつ、日本古来の和風なテイストを取り入れたデザインが和モダンと呼ばれるものです。
和モダンでは、畳や障子といった自然素材で温もりのある安らぎを得たり、自然と調和するようなアースカラーを取り入れたりといった工夫がなされています。

和モダンは、和風な要素を取り入れつつも現代風なデザインに仕上げることで、おしゃれな印象となり若い世代にも人気を呼んでいます。
外壁塗装をする際にも、ひとつの選択肢としてオススメです。

和モダンに仕上げるコツ

和モダンのデザインに仕上げるには、どんなことに注意すべきなのでしょうか?
ここでは、いくつかポイントを挙げてみます。

和の割合を決めておく

和モダンとひと口にいっても、人によってイメージするものは異なるでしょう。
和の要素を1~2割程度さりげなく取り込みたいのか、基本は和風でありつつもスタイリッシュな雰囲気にしたいのか、では大きく違いがあります。
また、元々の建物の形にも大きく左右されるでしょう。

たとえば、築年数の経っている日本家屋に対して外壁塗装をするといった場合には、自然と和の要素は多めとなるでしょう。
どの程度の和風を目指すのかをあらかじめ決めておくと、外壁塗装のプランを立てやすくなります。

色選びにこだわる

和モダンの外壁には、和を連想させるような色を用いることがオススメです。
自然界に存在するような色、少しくすんだ色のような色を選ぶと良いでしょう。

純白や原色は、和モダンには似合いません。
たとえば、赤色よりはえんじ色、黄色よりはからし色といったように、明度を下げた落ち着いた色味にすると和モダン風になります。

ツヤ消し塗料

外壁塗装に使われる塗料には、ツヤ有り塗料とツヤ消し塗料があります。
通常の塗料にはツヤがあり、塗った時にはピカピカと光沢があります。

一方で、デザイン的にツヤを好まない人のために、ツヤを抑えた塗料も選べるようになっています。
ツヤの割合によって、七分ツヤ、五分ツヤ、三分ツヤ、ツヤ消し、というように、何段階か選択肢がある場合もあります。
ツヤ消し塗料の選択肢の有無は商品によって異なりますので、必ずしもツヤ消しが用意されているとは限りません。

ツヤ有り塗料は光沢があるため、明るい雰囲気になります。
和風のデザインはシックな落ち着いた印象なので、どちらかというとツヤ消しあるいはツヤを抑えた塗料が合うでしょう。

ただし、ツヤ消し塗料は汚れがつきやすい、ツヤ消し塗料の商品の選択肢が少ない、といったデメリットもあります。
そのため、デメリットについても理解した上で、ツヤ消し塗料を選ぶとよいでしょう。

木目を取り入れる

木材は、和風を連想させるもののひとつです。
外観のどこかに木目調のものがあると、和風の雰囲気になりやすいでしょう。

もし今の外壁に木目調の部分があるのなら、素材の風合いを活かすことがオススメです。
外壁塗装には、単色で塗りつぶす以外にも、クリア塗装やデザイン塗装といった方法もあります。
クリア塗装では、透明な塗料で塗ることで、もとのデザインを活かすことができます。
デザイン塗装では、二色を塗り分けることで、立体感を出したデザインにすることができます。

木目の部分がない場合には、外壁塗装を機にプチリフォームをする方法があります。
木目調のパネルや化粧板を外壁の一部に貼ったり、ウッドフェンスを取り付けたりして、木目を取り入れる方法がお手軽です。

和モダンにおすすめの色

もし色選びで悩んでいるのであれば、和モダンにオススメの色があるので参考にしてください。
和モダンでは日本に古くからある伝統色や、日本の四季をイメージする色、自然界に存在する色などを取り入れるのがおすすめです。

黒×白

モノトーンの配色は、洗練されたモダンな印象を与えます。
モノトーンに和の要素を取り入れるなら、黒の中でも呂色(ろいろ)や墨色など、ほんのりとしたニュアンスのある色を選ぶのも良いでしょう。
呂色は、漆工芸の技法からとられた名前で黒漆のような色合いです。
墨色は、黒に近い灰黒色です。

瓦屋根の色が黒に近いグレーの場合には、黒系の外壁がよく合います。
瓦屋根はそれだけで和の雰囲気があるので、単なるモノトーンとは違った和モダンを演出できるでしょう。

グレー×ブラウン

無彩色であるグレーを選ぶと、シックな都会的な印象になります。
グレーの伝統色で代表的なものに、桔梗鼠(ききょうねず)、鈍色(にびいろ)があります。
桔梗鼠は紫がかった灰色、鈍色は一般的な鼠色に近い色です。

地味な印象のグレーですが、木材を連想させるブラウンを合わせると、ぐっとおしゃれな雰囲気になります。
さらに、ブラウンによって温かみもプラスされます。
どちらも汚れが目立ちにくい色なので、長く楽しむことができるでしょう。

白×ネイビー

少し色味を加えたいという方には、ネイビー系がおすすめです。
ネイビーの中でも、深藍(ふかあい)、呉須色(ごすいろ)といった深みのある渋い青色は、落ち着いた雰囲気で和モダンにぴったりです。

建物の上下で塗り分けるか、縦のラインで塗り分けてツートンにするのが良いでしょう。
濃色であるネイビーの分量を多めにすると、和モダンの雰囲気を醸し出すことができます。

和モダンの配色のコツ

配色をする際には、「シンプル」「和洋折衷」「直線的なライン」を意識すると、和モダンらしさを活かすことができます。

シンプルにするためには、色数は少なめに、できるだけ白、黒、グレーの無彩色を使うようにします。
明るい印象よりも、落ち着いた印象を与えるために、濃色の配分は多めが良いでしょう。
たとえば、全体を1色でまとめ玄関周りだけ色を変えると、シンプルでありながらメリハリのあるスタイルになります。

和風の要素を取り入れたい場合、瓦屋根や木目調の素材のものがあれば、それをアクセントとして活かすと効果的です。
さらに、外壁を意匠性塗料で塗装するだけでも、和の雰囲気をプラスできます。
反対に和の要素が多すぎて減らしたい場合には、「木目をあえて塗りつぶす」「1色にまとめてしまい目立たなくする」といった方法もあります。

直線的なラインは、和風建築の特徴です。
ラインを意識して、塗り分けを考えてみましょう。
「1階と2階」「東面と南面」「ベランダ部分や玄関部分での色分け」といろんなパターンが考えられます。

また、フェンスや塀、玄関ドアや窓サッシとの調和も合わせて検討してください。
フェンスや塀なら、外壁塗装を機にリフォームすることが可能です。
せっかく工事する機会なので、建物の雰囲気に合わせて統一感を持たせるのもおすすめです。
とはいえ、玄関ドアや窓サッシは簡単には交換できませんので、既存の色を活かして全体を配色した方が無難です。

塗装方法にもこだわる

和風の建物の外壁では、モルタル外壁に代表される塗り壁が多く採用されています。
塗り壁の場合は、塗装方法によって表情をつけることができます。

意匠性塗料

意匠性塗料とは、塗装するだけで模様を演出できる塗料です。
代表的なものに、ジョリパットがあります。

意匠性塗料は、モルタルの外壁にコテやローラーを使って、手作業で壁面に模様をつけながら塗装をします。
デザイン性が高く、壁面に豊かな表情をつけることができるでしょう。
手作業で模様をつけるため、手作りの温かみがあり、和風の素朴なテイストにもマッチします。

吹付け塗装

吹付け塗装では、スプレーガンで塗料を壁面に噴霧して吹付けます。
リシンやスタッコと呼ばれる仕上げ方法も、吹き付け塗装に含まれます。

吹付け方や吹付けた後のならし方で、立体的な仕上げにできます。
塗料に、細かく砕いた石あるいは石に似せた素材を混ぜて、石材調に仕上げるデザインもあります。
高級感があり、和モダンにもよく合うでしょう。

和モダンの外壁塗装にまつわる疑問

和モダンのデザインで外壁塗装をする際に、気になるポイントについて詳しくみていきましょう。

サイディングに吹付け塗装はできる?

吹付け塗装は、一般的にモルタルの外壁に対して行う方法です。
ですが、サイディングの外壁にも行うことはできます。
サイディングのデザインや、表面の塗料の性質によって向き不向きがあるので、実際に業者に外壁を見てもらって相談すると良いでしょう。

吹付け塗装は、デザインの自由度が高く、立体的で重厚な仕上がりになるメリットがあります。
一方で、「塗料の無駄が多い」「塗装技術が求められる」といったデメリットもあります。
そのため、現在ではローラーを使った塗装が主流です。
ローラー塗装でも意匠性の高いデザインは可能ですので、メリットデメリットをよく理解して吹付け塗装を検討すると良いでしょう。

屋根は塗装する?

外壁塗装と同時に、屋根を塗装する方は多くいらっしゃいます。
塗装の際に必要な足場は、設置と解体に手間がかかり費用がかかるので、一度に済ませた方が費用面でメリットが大きいというのが主な理由です。

外壁の劣化と屋根の劣化はほぼ同じく進行するので、同じタイミングで工事をすると、将来的にも塗装の計画がたてやすいというメリットもあります。
せっかくこだわって外壁のデザインを決めるのであれば、屋根の色も合わせて変えてみると良いでしょう。

和風の建物の中には、瓦屋根の家もあると思います。
瓦屋根の中でも、昔ながらの粘土でできた和瓦は塗装をする必要がありません。
瓦以外の漆喰等、周辺部分は必要があればメンテナンスをします。
もしデザインを変えたい等の理由で、瓦屋根の色を変えたい場合には、色を変える目的で塗装をすることは可能です。

また、瓦屋根の中でも、セメント瓦など粘土以外の素材でできた瓦の場合には塗装が必要です。

木部の塗装はどうする?

軒天や破風板、ウッドデッキなど、建物の一部に木材を使っていることは多いです。
特に和風や和モダンのデザインの建物には、アクセントとして天然の木の素材が使われていることがあります。

木は、天然の素材なので劣化しやすいです。
そのため、外壁塗装のタイミングでメンテナンスはぜひ行ってください。
木部の塗装には、木材専用の塗料が必要です。

洋風の家を和モダンにできる?

新築時ではなく既存住宅でのデザイン変更には、できることとできないことがあります。
とは言え、限られた中でも和モダンを演出することは可能です。
特に外壁の色は、好みの色に塗り替えることができるので、思い切ってイメージチェンジをするのも良いでしょう。

外壁に取り付けるウッドパネルなども、手軽にデザインを変えるにはおすすめです。
フェンスや塀など外壁以外の部分はリフォームしやすいので、外構部分も含めてトータルでデザインするのもオススメです。

和モダンの住宅にイメージチェンジするなら辻塗装まで

外壁塗装の際に、和モダンのデザインで塗り替えたいと考えている方もいらっしゃるでしょう。
和モダンは、最近の住宅デザインで人気が急上昇中です。
取り入れることで、和風の良さを活かしつつ、モダンに仕上げることでおしゃれな雰囲気にすることができます。

和モダンに仕上げるには、特に色選びがポイントです。
日本の伝統色を意識しながら、少しトーンの低い落ち着いた色味を選ぶと良いでしょう。
全体的に濃色の割合を多めに配分すると、大人っぽい重厚な仕上がりになります。
イメージが湧きにくいと感じるなら、プロの塗装業者に相談してみてください。

もし、福岡で外壁塗装をお考えなら、私たち辻塗装にご相談ください。
40年間培ってきた経験と知識で、あなたの住宅を高品質な外壁塗装でお守りします。
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