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外壁塗装とエクステリアを同時にリフォームする利点

外壁塗装を検討していると「ついでにフェンスも塗装したい」「ウッドデッキを補修したい」といったように、外壁以外の箇所も気になってきますよね。
せっかく外壁を綺麗にしたのに、周りのフェンスや門扉が古びたままになってしまうと、古さがより一層目立ってしまいます。
そこで、外壁を塗装するなら、エクステリアも同じイメージでトータルコーディネートして、素敵にしたいものです。

そもそも外壁塗装工事では、どの部分までの塗装工事が含まれるのでしょうか。
追加で頼みたい工事がある場合に、どこまで頼めるものなのでしょうか。
ここでは、外壁塗装とエクステリアについて、詳しくみていきましょう。

目次

エクステリアとは

エクステリアとは、家の中のインテリアの対義語で、家の外周りにある設備を指す言葉です。
具体的には、以下のようなものを指します。

・門扉
・玄関アプローチ
・ウッドデッキ
・フェンス
・駐車場
・庭

エクステリアの多くは、新築時に建物と一緒に工事をして作られます。
そのため、建物の外観の雰囲気に合わせて、デザインされている物がほとんどです。

建物に合わせてデザインしているため、外壁だけを塗装工事して雰囲気を変えてしまうと、エクステリアの雰囲気と合わなくなってしまい、ちぐはぐな印象になるケースも考えられます。
また、外壁の塗装工事をするタイミングでは、エクステリアも同様に経年劣化しているので、そろそろ補修が必要になっている可能性もあります。
そのため、外壁塗装をする際には、エクステリアのリフォームも同時に検討するのがオススメです。

木部と金属部の違い

エクステリアの中には、大まかに分けると木部と金属部があります。
塗装をする上で、素材が何であるかはとても重要です。

木部への塗装と金属部への塗装は、使われる塗料が異なり補修作業や下地処理などの手順も異なります。
「外壁と同じ色にしたい」「木部と金属部のエクステリアを同じ色にしたい」という場合も、素材によって違う塗料を使うため、微妙に違う色になってしまうこともあります。
また、エクステリアの中には塗装に適さない箇所もあるので注意が必要です。

木部の塗装

エクステリアの中で、木部に当てはまるのは、主にウッドデッキやフェンスです。
木部は水分に弱く、カビが生えてしまうことがあります。
また、木材は伸縮しやすいので、割れてしまうこともあります。
そのため、木が水分を取り込まないように、防水機能を持たせるという目的で塗装をします。

木部の塗装は劣化しやすく、外壁と同様かそれより早く劣化してしまうので、早めの塗り替えが適しています。
DIYでも塗装は可能ですが、木部は塗料が染み込みやすく、塗料の選定や下処理が難しいものです。
DIYより業者へ依頼する方が無難なので、もし外壁を塗装するのであれば、同時に木部への塗装も見積もってもらうと良いでしょう。

金属部の塗装

エクステリアの中で、金属部に当てはまるのは門扉やフェンスです。
金属部は水に弱く、サビが出やすい素材です。
サビが進行すると強度が落ちてしまい、変形したり穴があいてしまうことがあります。

また、サビは放置すると周囲に広まってしまいます。
そのため、サビが出てしまったらサビ落としやサビ止め処理を行いながら再塗装をして、金属部を保護します。

鉄部の塗装部分は、外壁と同じように劣化が進んでいきます。
表面に白い粉がふいたようになる「チョーキング」が起きていたら、塗り替えのタイミングです。
また、サビが出ている個所があったら、早急に補修した方がよいでしょう。

塗装に適さない箇所

エクステリアの中には、材質によって塗装に適さない箇所があります。
一例を挙げると、アルミ製のもの、表面がツルツルとしたタイル、日本瓦、などです。

アルミは、塗料がとても付着しづらい材質です。
エクステリアの中では、アルミはフェンスや門扉に使われていることがあります。

ただし、塗料が付着しづらいとはいっても、まったく付かないわけではありません。
表面を念入りに目荒らしして、アルミに適した塗料を使うことで塗装は可能です。
業者によって、アルミへの塗装に対応していない場合もありますので、まずは業者に相談してみましょう。

タイルや日本瓦は、もともと防水性が高く耐久性が高いため塗装を必要としていません。
汚れを目立たせなくする目的ならば、塗装をしなくても高圧洗浄で十分綺麗になるでしょう。
ひび割れに対しては、コーキングなどでの補修も可能です。

デザインの兼ね合いで、色を変えるための塗装をしたいのであれば、専用の塗料を使用することで塗装できます。
タイルや日本瓦への塗装に対応してもらえるかどうか、業者に確認してみましょう。

外壁塗装に含まれる部分

一般的な外壁塗装工事では、外観のうちどこまでが塗装範囲となるのか業者によって異なりますが、次の部分が塗装範囲に含まれることが多いようです。

・外壁
・雨樋
・雨戸
・軒天
・破風
・鼻隠し
・庇

大まかには、建物に付随する部分は、基本の工事に含まれます。
しかし、以下の部分は含まれないケースが多いです。

・玄関ドア
・玄関アプローチ
・ウッドデッキ

これらの塗装を依頼する場合には、追加料金が発生する可能性が高いです。
「塗装をしてもらえると思っていたのにしてもらえなかった」ということにならないよう、見積もりの段階で塗装業者に確認しましょう。

外壁塗装とエクステリアのリフォームを同時に行うメリット

エクステリアのリフォームを検討しているのであれば、外壁塗装と同時に行うのがオススメです。
理由は以下のとおりです。

業者とのやりとりがスムーズ

リフォーム工事では、見積もりや日程調整など、打ち合わせを何度も行いながら進めます。
工事が始まってからも、ご近所へのご挨拶や駐車場の確保など、手間のかかることがあります。

もし外壁とエクステリアを一度の工事で済ませることができるなら、工事以外の手間がかからないため、大きなメリットとなるでしょう。

リフォーム工事は、業者選びが工事の成功を左右すると言っても過言ではありません。
念入りに情報を集めて、複数社に見積もりを作ってもらい、慎重に業者を選ぶことが重要です。
そのような時間と手間のかかる業者選びを、何度も行うのは大変です。
塗装工事の業者が、エクステリアの工事も請け負ってくれるなら、業者選びの負担を減らすことができます。

外観全体をコーディネートできる

塗装により外壁だけを変えてしまうと、既存のエクステリアと馴染まなくなってしまうかもしれません。
外壁はシンプルモダン風にダークネイビーとホワイトですっきりとさせたのに、フェンスが昔ながらのグレーのブロック塀ではおしゃれな雰囲気が台無しになってしまいます。
塗装が終わってしまってから「せっかくならフェンスも塗装してもらえばよかった・・・」と後悔するケースはよく聞かれます。

外壁の色の変更に合わせて、エクステリア部分も色や素材を変更すれば、まとまりのあるデザインにすることができます。

エクステリアのリフォームでオススメの箇所

外壁と合わせてエクステリアも一緒にリフォームすると、外観全体をイメージチェンジすることができます。
エクステリアには流行がありますので、エクステリアを最新のものに変えるとグッとおしゃれな印象になり、まるで新築の建物のように見えます。
色を変えるだけでなく、新しくエクステリアを追加したり、既存の物を新しく交換するのも選択肢として検討してみてはいかがでしょうか。

フェンス

フェンスは年々進化しており、風通しを確保しながら目隠しをするような機能性の高いものもあります。
素材も多種多様で、木目調でありながら本物の木材よりお手入れがしやすいフェンスは人気が高いようです。

シンプルモダン調の外壁デザインに、アクセントとして木目調のフェンスを加えると、シンプルなだけでなくおしゃれ度が増し、全体が引き締まる効果が出ます。
また、南欧風の外壁デザインに、アイアン調の曲線のフェンスを加えると、南欧風が引き立てられ高級感が出るでしょう。
門扉やポスト、照明もアイアンで統一するのもいいですね。

ウッドデッキ

ウッドデッキは、外壁と同時に塗装を希望される方が多い箇所です。
木製のウッドデッキは経年劣化でひび割れが起きたり、色が黒ずんでしまって、なんとなく使われなくなっているケースもよく見られます。
劣化によるトゲやささくれで、ケガをしてしまう危険もあります。

塗装をする際には、合わせて補修も行います。
綺麗になったウッドデッキを、再び楽しんでみてはいかがでしょう。

もしウッドデッキを新設するなら、手入れに手間がかからない樹脂製もオススメです。
樹脂製でも「パッと見」本物の木材のように見えるものもあります。
樹脂製のウッドデッキは、コストパフォーマンスにも優れています。

門扉

門扉は、訪れたお客様の目に触れる最初の場所です。
そのため、家の印象を大きく決めるポイントになります。
劣化した門扉や、サビが出ている門扉は避けたいものです。

木製や金属製の門扉は、新築時に塗装されていることが多いです。
塗装をされているものは、経年劣化ではがれてしまい、保護する役割を果たせなくなっている可能性があるので、再塗装を検討しましょう。

また、門扉は建物から独立しているので交換も比較的容易です。
大きく雰囲気を変えたい時には、交換するのも一つの方法です。
門扉のデザインは多様で、和風、北欧風、南欧風など、イメージに合わせた門扉を選ぶことができます。外壁のデザインに合わせて、好みのものを選択してください。

玄関アプローチ

玄関アプローチも、外壁と同時にリフォームを希望される方が多い箇所です。
壁面を綺麗にするなら、ついでに床面も綺麗にしたくなるものです。
玄関アプローチは、常にホコリや土にさらされて汚れやすい場所です。

アプローチを、新しい明るい色のタイルで張り替えたら、ぐっと印象が明るくなるでしょう。
色味も、外壁に合わせてコーディネートすると素敵です。
南欧風にするなら乱石やレンガで明るい色味のアプローチに、北欧風にするなら、枕木を取り入れたアプローチも似合います。

タイルの張り替えは費用がかかるので、手軽にリフォームするなら塗装をして雰囲気を変えることもできます。
洗浄するだけでも、充分に綺麗になる場合もあります。
元の素材によって最適なリフォームが異なるため、業者と相談しながら検討するといいでしょう。

業者選びのコツ

外壁塗装とエクステリアのリフォームを同時に行う場合には、業者選びにコツが要ります。
外壁塗装を専門とする業者の中には、エクステリアのリフォームを手掛ける業者と、あまり得意としない業者がいます。

たとえば、ウッドデッキの塗装は可能だけれど門扉の交換はできない、といったように扱う工事が限られる場合があります。
まずは問い合わせをして、どの範囲の工事が可能かを確認してください。

大手のハウスメーカーのリフォーム部門や、ホームセンターなどは幅広くリフォーム工事を取り扱っています。
一見全ての工事を頼むことができて楽そうですが、多くの場合、それぞれの工事を別々の下請け業者に割り振っています。
下請け業者に依頼する分、中間マージンが工事費に上乗せされてしまい高額になってしまうので気を付けてください。

理想的なのは、地元の外壁塗装とエクステリアのリフォームの、どちらにも施工経験が豊富な業者です。
地域密着の業者なら「ここもついでに直してほしい」という「ちょっとした要望」にも柔軟に対応してもらえる可能性が高いです。
家のホームドクターとして、なんでも気軽に相談できるような業者を見つけてください。

エクステリアの塗装やリフォームも辻塗装にご相談ください

外壁塗装をするなら、ぜひエクステリアのリフォームも検討してください。
外壁を一新してみると、思いがけず周りの門扉やフェンス、玄関アプローチの古さに目がいってしまうものです。
後になって、「ここも同時にやっておけばよかった」と後悔しないよう、事前にしっかりと検討することが大切です。

外壁とエクステリアを同時にリフォームすると、トータルコーディネートができます。
思い切って全体の印象を変えるなら、より理想の住宅に近づくことでしょう。
総合的なアドバイスがもらえる業者であれば、あなたの希望を叶えることができると思います。

もし、外壁塗装やエクステリアのリフォームをご検討中なら、私たち辻塗装が力になります。
辻塗装は、住宅の外壁だけでなく工場や学校など、地域の施設や大型施設の塗装も手掛ける、地域密着型の塗装業者です。
4年間培ってきた技術と経験で、あなたの希望を叶えるため親身になってアドバイスします。
外壁以外でも、塗装の事なら何でも相談に乗りますので、お気軽にお問い合わせください。


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