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外壁を汚れや傷から守るガラスコーティング塗装とは?

あなたも、ガラスコーティングという言葉を聞いたことがあるかと思います。
車やバイク、スマートフォンなど、様々な物の表面をコーティングして美しい状態を保つことができるものです。
汚れをはじく効果もあるため、特に車が好きな方は愛車に施工している方も多いことでしょう。

こんなガラスコーティングの効果を、外壁塗装でも発揮できることをご存知でしょうか?
実は、外壁塗装専用のガラスコーティングがあり、施工することで様々な恩恵を得ることができます。

ただし、ガラスコーティングの特性を知っておかなければ、せっかくの外壁塗装が失敗してしまうかもしれません。
そこでここでは、外壁塗装に使うガラスコートの特性などについて詳しく紹介していきましょう。

目次

外壁塗装によるガラスコーティングとは?

外壁塗装におけるガラスコーティングは、ガラスを主成分とする塗料で塗装することです。
塗装後は、外壁表面がガラスでコーティングされた状態になります。
通常の塗料はシリコンなどの樹脂で塗膜を作りますが、樹脂の代わりにガラスの塗膜を作るイメージです。

ご存知の取りガラスは透明なので、外壁そのままのデザインが見た目に反映されます。
ただし、下地の色で外壁の色を変えられる塗料もあるため、外壁の色を変えることができないという訳ではありません。
ガラス塗料には色に限りがありますが、専用の下地を塗ることで、住宅が変身するのを楽しむことはできます。

外壁塗装に使用するガラス塗料の種類

外壁塗装に使われるガラスコーティングは、主に石英ガラスを原料としています。
石英ガラスが99.7%含まれているガラス塗料を「完全無機質ガラス塗料」といい、こちらはガラスの特性を完全に再現することができます。
この塗料は常温でも液体の状態ですが、一般的な塗料のように溶剤に溶かしている訳ではありません。

一方、石英ガラスに有機物を配合したガラス塗料も存在し、こちらは「有機質配合ガラス塗料」といいます。
有機物を配合している分、ガラスの特性を失っている部分もあります。
完全無機質ガラス塗料よりは劣化しやすいですが、その分価格は安価です。

一言に外壁をガラスコーティングするといっても、塗料の種類によって特性が異なっています。
施工前にしっかりと確認して、塗装後に「思っていたものと違う」なんてことにならないようにしてください。

外壁塗装にガラスコーティングを施工するメリット

外壁に施すガラスコーティングには二つの種類がありますが、ここではよりガラスの特性に優れる「完全無機質ガラス塗料」について解説していきます。

車などに施すガラスコーティングと同様に、外壁をガラス塗料で塗装すると様々なメリットがあります。
外壁塗装にガラスコーティングを施工するメリットは、以下の通りです。

汚れに強い

外壁塗装にガラスコーティングを施すメリットとして、最も大きなものが汚れに強いことでしょう。
車などに施すガラスコーティングと同様に、大部分の汚れをガラス塗料が弾いてくれます。
これは、ガラスの表面が極めて滑らかなことと、水も油もはじく特性を持つためで、想定できるほとんどの汚れから住宅を守ってくれます。

特に外壁は、外の環境にさらされているため、非常に汚れやすい状態にあります。
砂埃や泥、鳥の糞など、外壁に付着する汚れは様々で、汚れを放置すると見た目が悪くなるだけでなく、外壁を傷める原因になってしまいます。
ガラスコーティングを施しておけば、大抵の汚れは雨水で流れ落ちてくれるので、簡単な掃除だけできれいな状態を維持することができます。

また、外壁の汚れとして注意が必要なのがカビやコケです。
カビやコケは日当たりの悪い面の外壁に生えるおそれがあり、発生すると水分を保持して外壁を劣化させてしまいます。
ガラスコーティングを施すことで、カビやコケの胞子が付着できなくなるので、発生を抑えることができるでしょう。

傷に強い

一般的なガラスの素材に、傷をつけるのはなかなか難しいですよね。
これと同じように、外壁にガラスコーティングを施すことで、傷から大切な住宅を守ることができます。

外の環境にさらされる外壁は、強風などによる飛来物により傷がつく危険性もあります。
また、不注意で何かをぶつけてしまい、傷をつけてしまうことも考えられます。
このような傷で外壁にひびが入ってしまえば、建物の劣化を招きかねません。
しかし、ガラスコーティングで保護することで、多少の傷は防ぐことが可能です。

「ガラス」というと、割れてしまうと心配になる方もいるかもしれません。
ところが、外壁に使われるガラスコーティングには弾力があるため、多少の衝撃では割れないようになっています。
ボールが当たったり、人が叩いた程度では割れることはありません。
また、地震の揺れに対してもある程度の耐久性を持っています。

耐久性が高い

一般的な外壁塗装は、紫外線で劣化していきます。
これは、塗料に含まれる樹脂が紫外線により劣化するためです。
いくらグレードの高い塗料を使っても、樹脂のような有機質を含む塗料は、紫外線による劣化からは逃れることができません。

一方、ガラス塗料は有機物を含まず、ほぼ100%無機質であるガラスでできています。
無機質とは、ガラスや石のような物質を指し、紫外線などで劣化しない特徴があります。
つまり、紫外線で劣化しない唯一の塗料がガラス塗料なのです。

ただし、いくら耐久性が高いからといって、メンテナンスフリーという訳ではありません。
ガラス塗料にも寿命があり、おおよそ20年程度とされています。
とはいえ、コーティングに不具合が生じていれば、外壁が傷んでしまう恐れもあるので、定期的なメンテナンスは欠かさないようにしてください。

人体と環境に優しい

ガラス塗料には、人体に有害な有機溶媒などは含まれていません。
液体状のガラス塗料は、空気に触れることで化学反応が生じ硬化していきます。
有機溶媒が含まれていないので、塗装時に嫌な匂いが発生することもなく、人体に非常に優しい塗料といえます。

また、樹脂が主成分の塗装と異なり、ガラスコーティングは燃やしても有毒なガスが発生する心配はありません。
また、プラスチックと比較しても、環境への負荷が少ないといえます。
これらのことから、ガラス塗料は人体にも環境にも優しい塗料ということができるでしょう。

外壁塗装にガラスコーティングを施すデメリット

外壁にガラスコーティングを施すことで、汚れと耐久性という外壁塗装における最大の悩みを解決することができます。
しかし、ガラスコーティングにもデメリットがあります。
デメリットもしっかりと理解して、後悔しない外壁塗装を実現してください。

価格が高い

外壁塗装に使用するガラス塗料の最大のデメリットは、価格が高いことでしょう。
塗料の値段だけ比べてみても、現在外壁塗装の主流として使われるシリコン塗料に比べると、約1.5倍程度の価格になります。

また、通常の塗料に比べると成分が特殊なので、施工方法にも違いが生まれます。
この違いにより、施工にかかる日数も若干多くなりがちです。
そのため、人件費なども通常の塗料に比べると割高になります。

ただし、一度塗装してしまえば、一般的な塗料よりはるかに長持ちするのがガラス塗料の強みです。
長期的に考えると、塗装の回数を減らせるというメリットがあります。
塗装の回数を減らすことができれば、その分費用は浮きますので、長期的なスパンで見たコストは、割高にはならないでしょう。

塗装が難しい

外壁に施すガラスコーティングは、一般的な塗料に比べると特殊な塗料です。
そのため、普通の塗料と比べると、塗装に技術が必要になります。
ガラス塗料に慣れている業者でないと、上手く施工できずに施工不良を引き起こす危険があります。

ここで問題となるのが、ガラス塗料が今のところ、一般的な住宅にはあまり使われていないということです。
駅や公民館など、公共の施設には使われるようになっていますが、一般的には普及していません。
つまり、一般の住宅塗装をメインで請け負う業者では、施工実績がない可能性もあります。

施工実績がない良心的な塗装業者の場合、ガラス塗料での塗装を断られるかもしれません。
しょうがなく、悪徳業者にガラス塗料での塗装を頼んでしまえば、施工不良が起きる可能性が高いといえるでしょう。
ガラス塗料での外壁塗装を希望するなら、業者の見極めがかなり重要になります。

ガラスコーティングの上からの塗装は難しい

ガラスコーティングは、水や汚れを強力にはじいてくれます。
これは言い換えると、上から塗装してもはじいてしまうということです。
つまり、一度外壁をガラスコーティングしてしまえば、塗り替えが難しくなってしまうということです。

塗り替えが難しいので、住宅の雰囲気を塗装で一新するのが難しくなります。
元の見た目を維持するにはいいのですが、「10年に一度くらい住宅の見た目を変えたい」という方には向かないかもしれません。

また、ガラス塗料は非常に長持ちしますが、メンテナンスフリーという訳ではありません。
長期的にお付き合いできる優良業者に施工を依頼して、将来のメンテナンスまでお願いできるように準備するのがベストな選択といえます。

ガラスコーティングが向いている家

では実際に、ガラスコーティングはどのような住宅に向いているのでしょうか?
ここからは、ガラスコーティングが向いている家を紹介していきます。

デザイン性の高い外壁を使用している家

ガラス塗料は、非常に透明性の高い塗料です。
そのため、元々の外壁の質感を活かしたいという場合は、非常にオススメの塗料になります。

特に、レンガや天然石、タイルなど高価な外壁材を使用しているお宅には非常に向いている塗装方法といえます。
「新築時に住宅の外観には特にこだわった」という方は、塗装のタイミングで外壁のガラスコーティングを検討してはいかがでしょうか。

汚れがひどい立地の家

ガラスコーティングを外壁に施すことで、汚れを強力にはじいてくれます。
このメリットから、特に汚れやすい立地に立つ住宅にはオススメできる塗料です。

たとえば、幹線道路沿いで排気ガスの汚れがひどい、森が近くて鳥の糞に悩まされているなどのケースでは、ガラスコーティングが力になってくれるでしょう。

ガラスコーティングが向いていない家

反対に、ガラスコーティングが向いていない住宅も存在します。
ここから紹介するような住宅にお住みの場合は、ガラスコーティングの施工を慎重に検討するようにしてください。

シーリングのある外壁には不向き

外壁材の継ぎ目にシーリングが施されている住宅の場合、ガラスコーティングはあまり向いていません。
なぜなら、ガラスコーティングの寿命が来るより前に、シーリングのメンテナンスが必要になるからです。

現在外壁材の主流として使われる窯業系サイディングには、必ず繋ぎ目にシーリングが施されています。
そして、シーリングの寿命はおおよそ7〜10年程度です。
そこで、外壁の塗り替えのタイミングでシーリングも新しくします。

ところが、ガラスコーティングは20年も寿命があるので、塗装の寿命よりシーリングの寿命がかなり早く来てしまいます。
シーリングをメンテナンスするためには、ガラスコーティングをはがさなくてはなりません。
つまり、せっかく長持ちするガラスコーティングが無駄になってしまうということです。

外壁塗装を機に住宅のデザインを変えたい方

ガラス塗料は、基本的には無色透明の塗料です。
下地材の色で建物の色を変えることはできますが、色のバリエーションは豊富とは言えません。

一般的な外壁塗装の塗料であれば、色のバリエーションも豊富で、ツートンカラーなどのデザインも楽しむことができます。
塗装で凝った見た目を実現したい場合は、通常の塗料を選択した方が幅広いデザインが楽しめるでしょう。

ガラスコーティングとクリア塗装の違い

透明塗料には、ガラス塗料の他にクリア塗料というものがあります。
見た目はどちらも透明で同じように見えますが、この二つは全くの別物なので注意してください。

ガラス塗料はここまでで解説した通り、ガラスを主成分とした塗料です。
無機質なので劣化に強く、汚れを強固にはじいてくれます。

一方、クリア塗料は、一般的な塗料に色の元となる顔料を入れていないだけの塗料です。
主成分は樹脂なので、紫外線で劣化します。
また、性能も樹脂の種類次第です。

価格もガラス塗料の方がはるかに高価なので、間違えないように注意してください。

ガラス塗料での外壁塗装も辻塗装にご相談ください

外壁に施すガラスコーティングは、耐久性の事を考えると理想的な塗料といえます。
ただ、一般的に普及している窯業系サイディングとの相性が悪いので、多くの住宅には適さないかもしれません。

一方で、レンガや天然石、タイルなどの外壁材を使用している場合は問題なく使用できます。
価格は高いですが、メンテナンスの頻度を抑えることができるため、コストパフォーマンスも悪くありません。
外壁材にこだわっている方は、ガラス塗料も検討してみてはいかがでしょう?

もし、ガラス塗料での塗装をご検討中なら、私達辻塗装までご相談ください。
辻塗装は、公民館や幼稚園など地域の施設も手掛ける、実績豊富な塗装専門店です。

塗装に技術の必要なガラス塗料も、高品質で施工できます。
お見積もりやご相談は無料で承りますので、お気軽にお問い合わせください。


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